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ウォンテッドリー株式会社、AIが候補者探しを自動化する「AIエージェントモード」を提供開始

採用活動における候補者探しの工程で時間不足に悩む企業が増加している中、作業効率化と候補者との深いコミュニケーション実現への需要が高まっている。

このような背景から、11月25日、ウォンテッドリー株式会社はビジネスSNS「Wantedly」において、AIが採用要件理解から候補者のスクリーニング、リスト化までを一元的に行う新機能「AIエージェントモード」の提供を開始した。

AIエージェントモードでは、チャット画面に採用要件や求めるスキルを入力すると、AIが最適な検索条件を作成する。Wantedlyですでに公開している自社の募集情報から条件を読み取り、自動で検索条件を生成することも可能だ。また、AIが作成した検索条件に基づく候補者リストをその場で確認でき、想定とずれがある場合はチャット上で条件の微調整が行える。

先行利用企業からは、従来の属人的検索方法では出会えなかった候補者との接点が生まれたという声が寄せられ、AIエージェントモード利用前後での平均スカウト送信数は約124%増加している。

同社は「『AIエージェントモード』を単なる効率化ツールではなく、採用担当者を『時間に追われる作業者』から『候補者と企業とをつなぐ対話者』へと変革させるための1つのツールとなりうると考えています。」とコメントしている。

AIを活用した採用プロセスの自動化は、人材獲得競争が激化する現在において重要な転換点となりそうです。採用担当者の働き方改革と企業の人材獲得力向上の両立の実現が期待されますね!

【参考URL】ウォンテッドリー、AIが候補者リストを作成提案する「AIエージェントモード」提供開始