paiza株式会社、株式会社バンタンと協業で中高生向けプログラミング共通テスト「P共通テスト」を提供開始

近年、急速にIT人材の重要性が高まり、子どもの頃からプログラミングの学習に取り組む人が増えた。2020年に改定された学習指導要領にはプログラミング教育の必修化が盛り込まれ、今後は「大学共通テスト」の科目にも「情報」が新設される予定だ。

paiza株式会社は同社が運営するITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォーム「paiza(パイザ)」において、専門スクール運営を行う株式会社バンタンと協業し、中高生向けプログラミング共通テスト「P共通テスト」の提供を開始する。

「P共通テスト」はオンラインで受験できるコード記述式のテストで、現在の自分のプログラミングスキルがプロと比較してどれくらいのレベルなのか試すことができる。問題の作成にあたっては、2022年度から始まる高校の情報科の新科目「情報Ⅰ・情報Ⅱ」を考慮しており、「大学共通テスト」の難易度を体験するためのツールとしても活用可能だ。

「P共通テスト」はpaiza株式会社の提供する「paizaスキルチェック」をベースとしており、出題範囲を中高生向けに設定して提供する。今回の協業では、株式会社バンタンがテストの運営を行い、paiza株式会社は問題の監修と採点を担当する。

今後について同社は、「将来的には、漢字や英語の検定のように、中高生がプログラミングスキルを測る共通テストとして一般に広く定着させていきたいと考えています」とコメントしている。IT領域において、今後ますます教育業界と人材業界がシームレスにつながっていきそうだ。

【参考URL】バンタンとpaizaが協業し、全国300万人の中高生を対象に #プログラミングセンター試験 「P共通テスト」をスタート! paizaが問題監修&採点を担当