採用ミスマッチを防ぐため、前職の同僚や上司といった第三者による候補者への評価を参照する「リファレンスチェック」に注目が集まっている。しかし、株式会社HERPによればこの手法では候補者や推薦者に負担がかかるためネガティブな体験が起こりやすく、選考辞退のリスクが生じやすかったという。
この流れを受け同社は、2024年3月に事業買収した「Parame Recruit」を前身に、オンラインで評価が完結するリファレンスチェックツール「HERP Trust」をリリースした。
同サービスにおいて、候補者はリファレンスチェックの回答内容の一部をフィードバックとして受け取り、自らのキャリア形成に活かすことができる。推薦者には回答のお礼として自由に商品を選べるギフトコードが送付されるため、企業・候補者・推薦者それぞれにメリットのあるリファレンスチェックが可能だ。
企業と推薦者のやり取りはサービス内のDM機能を通じて行われるため、回答背景の深掘りや追加質問もスムーズに行える。質問の設計に関しては同社の専任コンサルタントがサポートするため、高精度なリファレンスチェックを期待できるのも特徴だ。
また、同社運営の採用管理システム「HERP Hire」と連携することで、質問項目の作成から回答の確認まで「HERP Hire」内で行うことができる。
同社は「採用体験の向上や採用プロセスの効率化を実現し、企業の採用成果向上に寄与します。さらに今後は、候補者自身がリファレンスを個人の資産として活用するための仕組みを加えることで、さらに多くの最適なマッチングの実現を目指します」とコメントしている。
採用ミスマッチを防ぐため、リファレンスチェックは今後さらに注目を集めていきそうですね。いかに候補者・推薦者に負担の無いリファレンスチェックができるか、担当者は同サービスを参考に検討してみてはいかがでしょうか!