
SNSが普及した現代では、アルバイトと店舗管理者のコミュニケーションツールとして私用SNSが利用されることが多い。しかしディップ株式会社の調査では、情報漏洩やハラスメントなどの観点から、アルバイト従業員の42%、店舗管理者側の49%がその現状に課題を感じているという。
このような背景から同社は2025年2月27日、店舗管理者とアルバイト従業員のコミュニケーションサービス「バイトルトーク」の本格展開を開始した。
同サービスは2024年11月より先行利用がスタートされており、アルバイト従業員とのトーク、希望シフトの回収、希望シフトの一覧表示機能が実装されていた。

今回の正式リリースに伴い、アルバイト従業員に対する提出催促や追加シフト募集機能が追加された。これにより、店舗管理者はシフト調整に関するコミュニケーションを同アプリ上で完結させることが可能となる。
他にも、新メニューやキャンペーンなどアルバイト従業員へ周知したい情報を掲示する「店舗掲示板機能」、PC版の管理画面から店舗アカウントの発行や削除が可能となる「PC本部管理機能」が追加されている。

今後はコミュニケーション機能として「ハラスメント情報漏洩対策」機能や、シフトマッチング機能として「他店舗ヘルプ調整」機能、「他店舗スポット募集」機能などが追加される予定だ。
同社は「この度の『バイトルトーク』開始により、アルバイト従業員と店舗管理者側のコミュニケーションを改善し、労働市場における諸課題の解決につなげてまいります」とコメントしている。

シフト調整や業務連絡の負担を減らし、安心して働ける環境を整えることは離職率低下にもつながりますね。スポットワークも広まり続けるなか、こうしたシフト調整サービスはますます重要になっていきそうです!
【参考URL】安心・安全なアルバイト連絡、ストレスのないシフト調整を アルバイトコミュニケーションアプリの新常識「バイトルトーク」本格展開を開始