中途採用の求人のクローズが続いている。2020年4月第2週の求人掲載件数レポートによると、主要五媒体の求人件数合計は90,791件で昨対比を割った。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、企業側で中途採用を抑制する動きが徐々に現れつつある。
企業はより即戦力の人材を求めるようになり、特に第二新卒を含む若手層の転職活動は今後厳しくなることが予想される。転職希望者も転職市場の先行きの不透明さから、転職したくともなかなか動けず不安を感じているのが現状ではないだろうか。
そんな中Unistyle株式会社が運営する若手営業職に特化した人材紹介サービス「ポテンシャルエージェント」は「内定オファー時に求職者の前職以上の年収を提示すること」を条件として、ポテンシャルエージェント経由で内定が決まった場合紹介手数料を無料にすることを決定した。
紹介手数料を無料にすることで企業から応募者への年収提示額を上げてもらい、年収確約の安心感を提供することで転職希望者の挑戦を後押ししたい考え。
対象企業は2020年の4月30日までに新規でポテンシャルエージェントと契約した企業。5月31日までに求職者が内定承諾を出した場合、紹介手数料が無料となる。
今回の施策に関して、ポテンシャルエージェント事業責任者の岩本氏は「手数料が無料だからこそ、企業には応募者への提示年収をあげていただきたい」と強調する。
「新たなチャレンジに足踏みしてしまっている求職者の方に、今回の施策を通して選択肢が少しでも広がり、良い意思決定につながるようなサポートができればと思っています」