パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」が行った調査によると、2020年4月の新型コロナ緊急事態宣言前後で、転職理由は「人間関係や働く環境」からスキルアップなどの「個人的かつ将来を見据えた理由」にシフトした。
そのため、「転職先でスキルアップできるのか」や「どのようなスキルが身につくのか」など企業のリアルな現状を知っている人からの生の情報が求められている。同社が2020年10月に転職活動中のユーザーに対して、求人広告で応募の意思決定に役立った情報は何かを尋ねたところ、約8割のユーザーが「口コミ」と回答した。
パーソルキャリア株式会社は2021年4月23日、「doda」の求人広告に口コミ掲載を開始した。キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ(ジョブキュー)」に掲載されているものに加え、求人企業で働く現役社員の声も掲載する。
これにより、転職希望者の「納得感のある意思決定」をサポートするとともに、入社後のミスマッチによる離職を防止する一助となるサービスを目指す。
コロナ禍の中で、人々の働き方やキャリアに対する考え方が大きく変わりつつある。就職・転職サイトは今後、求職者のニーズの変化に対応したサービスの提供が重要になるだろう。
【参考URL】「企業ではたらく社員のリアルな声が知りたい」に応える口コミを「doda」の求人広告に掲載 ~求人広告に口コミを紐づけ、転職希望者のより納得感のある意思決定をサポート~