労働人口の低下が続いている中、外国人材の活用を推進するために2019年4月に特定技能制度が施行された。しかし、特定技能による外国人受入人数は2021年3月末時点で2.2万人と未だ少ない。特定技能の活用がなかなか進まない理由の一つとして、受入申請における申請書作成業務の煩雑さが考えられる。
株式会社Next Innovationは2021年6月24日、特定技能業務クラウドサービス『とくマネ(特定技能マネージャー)』の提供を開始した。
『とくマネ』は、「申請書類作成業務」「支援実施業務」「人材・企業管理業務」の3つの機能を兼ね備えた特定技能業務クラウドサービスである。登録支援機関や受入機関の業務負担を削減し、効率のよい運営を可能にする。
概要は以下の通り。
・特定技能申請書類作成機能
登録支援機関、外国人、受入機関に個別のアカウントを発行する。それぞれが質問に答えると申請書類へ自動入力され、円滑に書類を作成できる。一括修正機能や複製機能などの補助機能も充実しており、書類作成漏れや記載ミスも防止する。
・特定技能支援実施業務機能
特定技能外国人を雇用するには全10項目の義務的支援業務を実施しなければならない。同サービスは義務的支援実施サポート機能を搭載しており、業務工数を大幅に削減できる。また、クラウドサービスのため外国人は時間と場所を選ばずに利用できる。
・人材/企業管理機能
登録支援機関は求人案件と外国人求職者の進捗管理ができ、人材紹介に必要となる情報を一元化することで業務を効率化できる。一方、受入機関は採用選考の進捗管理のほか、帰属情報を受入機関申請書の帳票に自動で引き継ぎできる。
英語・中国語・韓国語・ベトナム語・ネパール語・モンゴル語・ミャンマー語・タガログ語・インドネシア語・タイ語
・基本料金
28,000円(税別)
・月額従量課金
1,200円(税別)/人(人材登録数)
※基本料金+人材登録数に応じた従量課金のワンプランによる提供
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現在、最大2か月無料の無料体験版の利用が可能となっている。
サービスの詳細はコチラ
管理業務のDXが特定技能外国人の受入れを促進しそうだ。
【参考URL】USEN-NEXT GROUPのNext Innovation、6月24日より特定技能業務クラウドサービス『とくマネ』を提供開始