人手不足解消の手立ての一つとして、フリーランスや副業人材の活用が注目されている。しかし外部人材を個別で管理するのは手間がかかる上、請求漏れや契約書の紛失などにも繋がりやすい。
パーソルイノベーション株式会社は2021年8月3日、同社が運営するフリーランス・副業管理システム「エクスチーム」において、フリーランスや副業人材を一括で招待できる「一括招待機能」を追加した。
「エクスチーム」はフリーランス・副業人材などの外部人材を活用している企業向けの業務委託契約管理ツールである。発注から納品、請求までを一元管理して業務委託内容や実績を可視化するほか、外部人材とのやり取りを集約することで請求漏れや契約書紛失を防ぐ。
主な機能は以下の通り。
・公募依頼機能
企業から仕事を依頼する際に、エクスチーム内で管理する複数・任意の外部人材を対象にエントリー依頼をかけ、エントリー者の中から依頼先を決定できる。
・エージェント管理機能
「発注者(企業)-外部人材(個人)」の2者間取引だけでなく、「発注者(企業)-業務委託先(企業)-外部人材(個人)」の3者間での取引を同一システム上で管理できる。これによりエージェント企業を経由した業務委託が混在している場合にも、一元管理が可能になる。
・「クラウドサイン」との連携機能
オプション機能としてクラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」との連携ができる。
同サービスでは従来、フリーランスや副業人材を登録する際に1人ずつ招待が必要だった。今回の機能追加により、あらかじめ招待したいフリーランスや副業人材の情報をCSVファイルで作成し、ファイルを取り込むことで一括での招待が可能となった。先日リリースされたIDのカスタマイズ機能にも対応しており、従業員番号の付与もできる。
外部人材を積極的に活用している企業ほど、今回のアップデートのメリットを感じられそうだ。