米国に進出している日本企業は、2020年11月時点で6702社あるとされている。在米日系企業の人事担当者は当然米国の法律や慣習に対応した人事・雇用を行う必要があるが、それらの情報は英語で書かれていることが多く、日本人の担当者にとっては扱いづらい。また人事・雇用の問題は各社特有のものが多く、米国の事情に詳しい専門家に個別に相談できる場が求められている。
この状況を受け、在米日系企業の労務・人事支援を行うパソナグループのパソナN Aは2021年8月20日、同社が提供するオンライン人事コミュニティ「Virtual HR Manager」をリニューアルし、新たに「Virtual HRBP(HRビジネスパートナー)」として提供を開始した。
「Virtual HRBP」は、在米日系企業の人事課題を解決するサブスクリプション型支援ポータルである。
米国での事業展開に必要な知識・情報を「人事組織課題」「企業カルチャー」「タレントマネジメント」「働き方改革」「DX」「人事・労務」「その他」の7つに分類して掲載している。コメント投稿機能がついており、他の在米日系企業の担当者と気軽に相談・情報共有できるコミュニティとして活用できる。
また、ポータル内の情報検索では解決できない個別の問題に関してはエージェントへの相談が可能だ。全てのサービスを日本語で展開しているため、繊細な情報のやり取りが必要な相談もしやすい。これらの機能は月額400米ドルで無制限で使用できる。
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同社は今後について、「パソナN Aは本サービスを通じて、米国に進出する日系企業の戦略人事の推進を支援し、更なる事業成長に貢献してまいります」とコメントしている。
【参考URL】在米日系企業向け人事課題解決型オンラインコミュニティ パソナ N A『Virtual HRBP』8月20日 提供開始