ハウス食品グループが、先月10月30日に、カレーチェーン店「カレーハウスＣｏＣｏ壱番屋」を展開している、壱番屋を買収したことが話題になりました。
「カレーハウスＣｏＣｏ壱番屋」は、「ココイチ」の愛称で知られていますが、ココイチは外食チェーンでも、トップレベルの店舗数と収益力を持っており、約1,220店舗を構えるその直近の売上高は440億円(2015年5月期)にものぼります。
運営体制は直営・FCによるものであり、その店舗づくりや従業員の育成には 徹底した独自のこだわりがあるようです。 最近ではテレビ放送やCMの効果もあり、認知度は上がり調子。
そんななか新規出店もあり、求人も増えているようです。
今回はそんなココイチの求人動向をHRogチャートを使って、調べてみました。
ここ3ヶ月で求人掲載件数は増加
対象媒体：an、イーアイデム、タウンワーク、バイトル、フロム・エー、マイナビバイト（50音順）
調査期間：2015年8月3日〜11月9日
調査対象求人掲載件数：4,549件
直近3ヶ月の主要アルバイト求人媒体から、ココイチの求人掲載件数を調べてみました。
11月に入ってからは300件を超え、8月の初週から比べると、約1.5倍の伸びとなっています。
都道府県別の内訳を見てみると、愛知県の募集数が最も増えています。
愛知県にはココイチの本社、「壱番屋」があますが、愛知県の新規出店数はトップレベルで多く、4万人に1店の割合で出店しているそうです。
また、大阪も9月から10月の掲載件数が増えていますが、11月に3店舗オープンが控えていたためだとも考えられます。
全体の平均時給は、地域によって差異がありますが、870円から890円を推移しています。
求人の約7割はタウンワークとan
対象媒体：an、イーアイデム、タウンワーク、バイトル、フロム・エー、マイナビバイト（50音順）
調査期間：2015年8月3日〜11月9日
調査対象求人掲載件数：4,549件
調査期間内に掲載された、求人掲載件数の媒体内訳を調べてみました。
図のとおり、ココイチはタウンワークとanをメインに、求人を掲載しており、タウンワークとanの集客力の強さが伺える結果となりました。
特にanは直近3ヶ月の「飲食・フード」の求人件数は342,861件と、an全体の求人掲載件数の約30%を占めており、調査対象5媒体のなかでもトップレベルです。このことから、ココイチの他にも「飲食・フード」に強い媒体ということも考えられます。
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