アルバイト探しで譲れない条件のトップは「勤務地」、エン・ジャパン株式会社調査

近年、少子高齢化やデジタル発達により人材の獲得競争が激化している。さらにコロナ禍を経て在宅勤務が一般的になったことなどにより、求職者がアルバイトに求める条件も多様化してきている。

エン・ジャパン株式会社は、同社が運営する求人サイト「エンバイト」において、2200人のサイト利用者を対象に「アルバイト探しの条件」についてのアンケート調査を実施した。

調査結果は以下の通り。

アルバイト探しで譲れない条件、1位は「勤務地」で25%

アルバイト探しで譲れない条件を尋ねたところ、「勤務地」が25%で最多であった。次いで「時給」が19%、「副業・WワークOK」が14%と続く。しかし年代別で見ると20代以下では「時給」が29%と最多で、若年層は時給を最も重視することが分かった。

アルバイト探しで妥協できる条件、1位は「時給」で28%

アルバイト探しで妥協できる条件を尋ねたところ、「時給」が28%で最多であった。次いで「交通費あり」が27%、「仕事内容」24%と続く。年代別で見ると、20代以下と30代ででは「在宅勤務OK」がともに26%と最多で、若い世代は在宅勤務の有無にこだわりは少なく、時給などをより重要視していることが分かった。

同社はあわせて、利用者がこれまでに条件を緩和して良かったと感じた経験や、条件を緩和して後悔した経験についてもアンケートを実施した。条件を緩和して良かったと感じた経験では、「勤務地の希望を広げたことで快適に仕事ができる職場を見つけた」という声や、「残業ありの職場に緩和したことで給料が増えた」という声が上がった。緩和して後悔した経験では、「交通費が出ない職場で時給換算をしたら割に合わなかった」という声や、「自転車で通勤する勤務先を選んだところ雨の日に行くのが億劫になった」といった意見が寄せられた。

詳細結果はコチラ

調査の結果、年齢層などによってもアルバイトに求めるものが違うことがわかった。人材の獲得競争が激化する中、採用の際にはターゲットのニーズを汲み取り適切なアプローチをかけていくことが求められるだろう。

調査概要

調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『エンバイト』(https://hb.en-japan.com/)を利用しているユーザー
有効回答数:2,268名
調査期間:2023年2月28日~2023年3月29日

【参考URL】2200人に聞いた「アルバイト探しの条件」ー『エンバイト』ユーザーアンケートー