昨今人材確保が厳しい状況の中、人材不足や社員の定着率の低さに頭を抱える人事担当者が少なくない。人材確保のためには、働き手の希望やニーズを理解することが重要になってくる。
ミイダス株式会社は、大企業の社員316名と中小企業の社員312名を対象に、リスキリング・研修制度に関する調査を行った。
調査結果は以下の通り。
勤務先を選ぶ上で、「リスキリング・教育・研修制度」の有無が重要なポイントになるか尋ねたところ、中小企業社員は44%が「非常にそう思う」または「ややそう思う」と回答した。一方で大企業社員は58%と、中小企業に比べて、より研修制度を重要視していることが分かった。
「リスキリング・教育・研修制度」の有無が重要なポイントになる理由を尋ねたところ、中小企業社員では「従業員の成長を支援している企業だと思うから」が50.4%、大企業社員では「自身の成長が期待できる環境だと感じるから」が56.1%で最多であった。
就業先にリスキリング・教育・研修制度があれば、活用したいと思うかを尋ねたところ、中小企業社員の56%、大企業社員の66%が「非常にそう思う」または「ややそう思う」と回答した。
また、あると嬉しいリスキリング・教育・研修制度として、ビジネス講座、業務効率化、マーケティング、プログラミングなどが上位に挙げられた。
詳細結果はコチラ
勤務先を選定する際、成長の機会があるかという点に重きを置く人が多いことが分かった。人材の確保や定着に課題を感じている企業は、教育制度の充実度を見直してみると良いかもしれない。
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年3月29日〜2023年3月30日
有効回答:大企業(従業員数1,000名以上)の社員316名、中小企業(従業員数100名未満)の社員312名ずつ(合計628名)
【参考URL】【大企業/中小企業を比較】人材採用・定着に必要なことは?比較調査の結果、社員が転職先・長く働く企業を決める上で「リスキリング・教育・研修制度の有無」が重要に