管理部門の64.4%がキャリアアップを考えていると回答、株式会社MS-Japan調査

近年、スキル向上のための転職が一般的であるエンジニアなどの職に限らず、管理部門などでもキャリアアップのために資格取得や転職活動をする人が増えている。

株式会社MS-Japanは、同社が運営する管理部門・士業のためのビジネスメディア「Manegy」において、管理部門人材604人を対象に、管理部門の資格取得状況やキャリアアップ意欲に関する調査を行った。

調査結果は以下の通り。

管理部門で働く人の64.4%がキャリアアップを考えている

管理部門で働く604人に自身のキャリアアップについて考えているか尋ねたところ、64.4%が「目標を立て考えている」または「漠然と考えている」と回答した。キャリアアップを考える理由として「年収を上げたい」や「希少性を磨き市場価値を上げたい」が挙げられた。

また、同設問を職種別にみると「目標を立てて考えている」または「漠然と考えている」との回答の割合が最も多かったのは法務で71%であった。また「目標を立てて考えている」だけでみると内部監査が43%で最多、次いで経営企画が41%と続く。

管理部門でキャリアアップを考えている人の43.7%が「資格取得」に関心

管理部門でキャリアアップを考えている人にキャリアアップのために挑戦したいことを尋ねたところ、「新たな資格取得のための勉強」が43.7%で最多であった。次いで「セミナー・講習会への参加」が36.2%、「業務に関わる書籍を読む」が32.0%と続く。

キャリアアップに役立った資格は、管理部門のどの職種でも「簿記2級」が上位3位以内

キャリアアップに役立った資格を尋ねたところ、「日商簿記2級」が21.5%で最多であった。次いで「TOEIC」が17.1%、「日商簿記1級」が8.1%と続く。

詳細結果はコチラ

今回の調査では、管理部門で働く多くの人々がキャリアの向上を視野に入れ、資格取得に興味を持っていることが分かった。管理部門においても、市場価値を高めることを重視して主体的に自身のキャリア形成をする人が多いといえるだろう。

調査概要

調査方法:WEBアンケート
調査対象:管理部門職の全国の男女
調査テーマ:「管理部門の資格取得状況・キャリアアップ意欲に関する調査」
有効回答数:604名
調査実施日:2023年4月20日~2023年4月26日
調査主体:株式会社MS-Japan

【参考URL】株式会社MS-Japanが運用する転職サービスMS Career、「管理部門の資格取得状況・キャリアアップ意欲に関する調査」を発表。管理部門でキャリアアップを考えている人の「4割」が「資格取得」に関心