近年、人手不足を解消するために「スポットワーク」を利用する企業が増加している。またLINEヤフー株式会社が運営する「LINEスキマニ」の調査では、労働者が仕事選びで重視するポイントで「好きな仕事・時間を選べる」という声が上位を占めており、労働者側でも「スポットワーク」の需要が高まっていると分かる。一方で、同調査では「自分に合った仕事が少ない」といった声も挙がっている。
同社は2024年2月1日、株式会社マイナビと業務提携契約を締結した。
LINEヤフー株式会社は、単発雇用マッチングサービス「LINEスキマニ」で「スポットバイト」求人を紹介するサービスを提供している。
一方マイナビは、2007年からアルバイト・パート・派遣向けの求人サイト「マイナビバイト」を運営している。2023年には年間約1200万件の求人を掲載し、求職者と企業のマッチングを追及してきた。
今回の提携では、マイナビの豊富な企業データベースや採用における長年培ってきた知見、全国32拠点の営業ネットワークをLINEヤフーと連携し、「LINEスキマニ」の商品開発に反映する。これにより「スポットバイト」の求人がさらに豊富となり、ユーザーは自分に合った求人を見つけやすくなる。
今後について両社は、「LINEヤフーとマイナビは今後も密接な連携を通して、“スキマ時間”に働きたいユーザーと、人材不足の企業・業界とのマッチングを実現していきます」とコメントしている。「スポットワーク」求人市場の更なる拡大に注目だ。