医療機関・介護・福祉施設のSCUEL(スクエル)データベースサービスを運営するミーカンパニー株式会社は、厚生労働省の委嘱事業である「医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者の認定制度」において適正認定事業者である49社について調査した。
医療・介護・保育分野における人材確保及びマッチングの質向上に貢献することを目的として発足した認定制度である。手数料を公表している、不適切な広告表現・広報活動を行っていないなどの条件や基準を一定以上満たした有料職業紹介事業者を「適正な有料職業紹介事業者」として認定している。
調査結果は以下の通り
適正認定事業者49社のうち「医療・介護・保育」の3つの分野にわたる認定企業は6社であった。取り扱う認定職種のなかで多い職種は医療分野で「看護職20社」、看護分野で「介護職(総合)20社」、保育分野で「保育士13社」となった。
また、「医療・介護・保育」関連職種を取り扱う有料職業紹介事業者のうち、認定を受けている割合が最も高いのは「医師を取り扱う事業者」で9.0%、最も少ないのは「介護職を取り扱う事業者」で3.2%であった。
また同社は今回、医療機関や介護事業所が適正な職業紹介事業者を選定・検討しやすくすることを目的とし、適性認定事業者の紹介実績なども公開している。SCUEL(スクエル)データベース上で、各事業者の対応地域や職種別の紹介人数などを閲覧可能だ。なお、同調査には株式会社フロッグが提供する「HRogリスト」のデータを使用している。
詳細結果はコチラ
今回の調査結果では、「適正な有料職業紹介事業者」の認定を受けている企業は全事業者の約3〜9%であることが分かった。信頼できる、自社に合った人材紹介会社を選ぶ手段のひとつとして、同社のデータベースが活用できるだろう。
調査手法:web調査
実施期間:2023年9月(2023年4月時点認定事業者)
出典1:医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者の認定制度
https://www.jesra.or.jp/tekiseinintei/
出典2:人材サービス総合サイト(HRogリスト*)
https://jinzai.hellowork.mhlw.go.jp/JinzaiWeb
【参考URL】医療・介護・保育分野における「適正な有料職業紹介事業者」は全事業者の約3〜9%。認定事業者49社の情報を調査した結果を医療機関・介護事業者向けに無償公開