株式会社マイナビは、アルバイト就業中またはアルバイト就業を希望する無職の40~70代を対象に、実態・意識調査を行った。
調査結果は以下の通り。
ミドルシニア層(40~50代)・シニア層(60~70代)に経済状況について尋ねたところ、全体の58.6%の人が「経済的にゆとりがない」と回答した。年代別にみると、ミドルシニア層で66.2%、シニア層で48.2%の結果となった。
定年退職経験のあるシニア層に定年制は不必要だと思うか尋ねたところ、「どちらかといえばそう思う」の回答が37.3%で最多であった。次いで「そう思う」が15.8%と続く。同社は「ジョブ型雇用など働き方も変わる中で、定年の仕組みや働き方・待遇について見直しを求められていることがうかがえる」と述べている。
就労継続希望年齢は60代シニア層では「70歳まで働きたい」が46.7%で最多、70代シニア層では「75歳まで働きたい」が46.5%で最多であった。また、70代シニア層で「80歳を超えても働きたい」と回答した人は16.5%となり、3年連続で上昇の傾向がみられている。
一方、シニア層の41.9%が仕事探し時に年齢の壁を感じていることがあきらかになった。同社は「就労希望はあっても年齢の壁により実際の就労機会が減少しており、希望と実態にはギャップがあるようだ」とコメントしている。
詳細結果はコチラ
現代は人生100年時代ともいわれています。医療技術の進歩によって健康寿命が伸びていることもあり、「働くのは60歳まで」という常識はこれからどんどん変わっていくでしょう。2025年4月からは、すべての企業で65歳までの雇用確保が義務化されます。このような状況で、スポットワークなどの新しい働き方やAIによる採用・就業支援サービスをどう活用できるか、さらに考えていく必要がありそうです!
・目的:ミドルシニア・シニア層のアルバイトの実態と意識を明らかにすること
・調査名:「アルバイト就業者調査(2024年)」より40~70代のサンプルのみ抽出し作成
・調査地域:全国
・調査方法:インターネット調査
・対象者: 40~70代の男女
・回収数:アルバイト就業者4,838サンプル、現在無職で希望する雇用形態がアルバイト・パート1,628サンプル
・実施期間:2024年2月15日(木)~2024年2月19日(月)