約6割の大企業が賃上げを実施、パーソルホールディングス株式会社調査

パーソルホールディングス株式会社は、大企業の経営層や管理職、および人材採用・人材育成に携わる人に対して採用トレンドに関するアンケート調査を行った。

調査結果は以下の通り。

採用見込み数は「増やす」と答えた大企業が50%以上

前年度に対して採用見込み数の増減を尋ねたところ、およそ50%の企業が新卒・キャリア・エンジニア採用で「増やす(大幅に増やす・やや増やす)」と回答した。障害者採用は「増やす」が42.2%であったが、前年度比で縮小傾向は見られなかった。

採用目標に対する充足状況では、新卒採用と障害者採用において「充足できている」が「充足できていない」を上回った。一方でキャリア採用とエンジニア採用では「充足できている」が「充足できていない」を下回っており、経験者や専門人材の獲得競争が激化していることが伺える結果となった。

2024年度に賃上げを実施した大企業は全体の約60%

ターゲット層を採用するための施策で最も実施率が高いのは「給与水準の引き上げ」だった。特にエンジニア採用では、34%と3分の1以上の企業が給与水準を引き上げている。

賃上げの実施状況について尋ねたところ、約6割の企業が「24年度に実施した」と回答した。現在実施していないが今後の実施予定がある企業を含めると、9割を超える企業が賃上げの実施を検討していることがわかった。

詳細結果はコチラ

多くの大企業が採用のため賃上げを実施していることがわかりましたね。人材獲得のため採用トレンドを把握したい担当者の方は同調査をチェックしてみてはいかがでしょうか!

調査概要

調査エリア:全国47都道府県
調査対象者
・25~69歳男女
・経営者・役員、および会社員(管理職/一般社員)のうち1年以内に人事関連業務(人材採用や人材育成)に携わっている人
・勤務先または経営する企業の従業員規模が500人以上の人
サンプル数・割付:n=600
調査期間:2024年5月10日~2024年5月13日
調査手法:調査会社によるインターネット定量調査

【参考URL】【大企業の採用実態調査】大企業では採用数増加の傾向もエンジニア採用などに苦戦 人材獲得のための「給与水準の引き上げ」に取り組む企業が多く、9割以上の企業が賃上げの実施または実施を検討 ~大企業の採用動向に関する実態調査レポートを無償配布~