株式会社ABABA、AI判定による就活版全国共通模試サービス「REALME(リアルミー)」を提供開始

出典元:株式会社ABABA

日本では「志望度が高い企業ほど早くエントリーすべき」という考えが広まっており、人事担当者は受付開始と同時に送られる膨大なエントリーに限られたリソースで対応する必要がある。そのため、従来の書類選考では学歴だけを判断基準としてふるいにかけてしまうケースが多かった。株式会社ABABAによれば、それによって画一的な「学歴フィルター」を突破できなかっただけの優秀な人材を不採用にしてしまう問題が発生しているという。

このような背景から株式会社ABABAは2024年9月24日、AIによる内定判定サービス「REALME」をリリースした。

出典元:株式会社ABABA

同社は最終面接まで進んだ実績を持つ就活生だけが登録可能なダイレクトリクルーティングサービス「ABABA」を運営している。その選考過程に関するビッグデータをもとに、これまで「最終面接まで進んだ優秀人材」の能力を企業別に可視化してきた。

出典元:株式会社ABABA

今回リリースされた「REALME」において、就活生はAIとの面談内容から自身の能力を点数化される。その結果と同社が可視化・蓄積してきた「志望する企業の最終面接まで進んだ就活生の平均能力値」を比較することで、大学受験における全国共通模試のように「内定判定」をチェックすることが可能だ。

同社は「『REALME』を活用することで、採用できるだけの能力を備えた人材だけに向き合うことができ、『採用すべき人を採用する』という理想状態に近づくことができると我々は考えています」とコメントしている。

就活版の「全国共通模試」という面白いコンセプトのサービスですね! 同サービスによって、就活生と企業双方にとってベストなタイミングでの選考が可能になっていきそうです。

AIによる最適なマッチングを実現させるためにも、企業側は「自社が求める人材の条件」について改めて検討していく必要があるかもしれません!

【参考URL】AI面接で内定判定を出す 就活版 全国共通模試『REALME(リアルミー)』提供開始