
株式会社ビズリーチは2025年7月29日、独立行政法人国立高等専門学校機構(高専機構)との連携協定を発表した。
今回の提携によって、ビズリーチは全国に51校ある国立高等専門学校(高専)の学生が在学中に起業する「高専発スタートアップ」の採用支援を行う。経営に必要な採用ノウハウの提供や助言のほか、同社が運営する転職サイト「ビズリーチ」での人材公募を無償で実施する予定だ。
高専発スタートアップ特有の課題感として、経営者の多くが人材採用の経験を持たないことや、高専がある地方に拠点を持つ企業が多く、採用が難しいことなどが挙げられる。高専によるアントレプレナーシップ教育とビズリーチの採用ノウハウを組み合わせることで、地方の高専発スタートアップを増やして地方創生に寄与するのが目標だ。
起業家に求められる精神(チャレンジ精神、創造性、探究心など)や資質・能力(情報収集・分析力、判断力、実行力、リーダーシップ、コミュニケーション力など)を育成する教育のこと。単なるビジネス教育ではない、知識・能力・態度を成長させる汎用的な教育方針として注目が高まっており、文部科学省も育成プログラムを実施している。
取り組みの第一弾として、2025年7月29日から香川高専発スタートアップのD-yorozuがCMO(最高マーケティング責任者)の公募を開始する。
本提携を通して、高専機構は今後5年で51校の高専全てからスタートアップを輩出することを目指すという。

各高専では地域の強み・特色を生かした教育を実施しており、地域への貢献や地方の問題解決に意欲的な学生も多いとのこと。こうした取り組みから地方活性に繋がっていくと嬉しいですね!
【参考URL】全国51校の国立高専を起点とした地方創生を目指す。ビズリーチ×高専機構、高専発スタートアップ育成で連携協定締結
