厚生労働省が4月28日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2020年3月の有効求人倍率(季節調整値)は1.39倍と、前月から0.06ポイント下落した。
3月の新規求人(現数値)は前年同月比で12.1%減。産業別に見ると、宿泊業や飲食業を中心に新規求人が減少。一方で教育・学習支援業の新規求人は微増している。
有効求人倍率減少の背景には、求人票の記載項目の増加に伴う求人掲載の見送りに加え、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた外出自粛要請の影響がある。
また総務省が発表した3月の完全失業率(季節調整値)は2.5%。前月の2.4%から0.1ポイント悪化した。