株式会社ゴーリストが「HRogリスト for アカデミア」をリリース、コロナ感染拡大前後のアルバイト採用市場を調査

HRog運営会社の株式会社ゴーリストは、2020年5月28日、新たに官公庁・大学・研究・報道機関向けに分析用求人ビッグデータサービス「HRog(フロッグ)リスト for アカデミア」をリリースしました。

「HRogリスト for アカデミア」の特徴
  • 取得から提供まで7日、スピーディーに反映
    毎週データ取得を行い、常に最新データを保有しています。
    取得データが1ヶ月後の開示になることはなく、タイムラグが少ないです。
  • 雇用形態、エリア、賃金などで経年比較など分析軸が豊富
    取得したデータを分類し、カラムごとに分割してデータを保有しています。
    求人情報のかたまりを様々な軸で分析できます。
  • 区分問わず100媒体以上を取得、マーケットを網羅
    中途、アルバイト・パート、派遣、新卒の全区分で総合サイトから専門サイト、エリア特化型サイトまであらゆる求人媒体をチェックすることで偏りなく日本中の求人動向を把握できます。

今回は本サービスを活用し、新型コロナウイルス感染拡大前後のアルバイト採用市場を分析した結果をお届けします。

職種別に見ると「医療・福祉系」が新型コロナウイルスの影響もあり、昨対同時期の求人数と比較して増加傾向にありました。

また2月の求人数と比較して、「医療・福祉系」についで2番目に減少率の低かった「教育・語学系」(-22.0%)は、4月のデータではコロナショック後にもかかわらず出稿件数が増加傾向にあったことが分かりました。

「教育・語学系」職種は例年大学生の卒業・入学シーズンである3月~4月に求人出稿が増える傾向にありますが、4月1週目時点には過去1年間で最高求人数を記録(2020年4月6日時点    107,827件)していました。昨対比を見てみると102.2%と、昨年と比較しても同水準の求人ニーズを維持していたようです。

4月2週目から求人数は減少しているものの、他職種と比較してもその減少率の推移は緩やかであるといえます。

一方で不要不急の外出自粛要請の影響で打撃を受けている「アミューズメント」(-86.1%)、「アパレル系」(-83.4%)、「イベント・キャンペーン系」「ホテル・旅館系」(共に、-79.3%)の求人は大きく減少しました。

また、対面接触が必須となる職種の中でも「販売・接客」(-46.2%)などのエッセンシャルワーカーの募集求人は、比較的求人件数の影響が少なくなっています。

今回の分析では、コロナショックを境にアルバイト求人媒体利用企業の出稿状況から各業界の採用動向を調査しました。

今後ますます盛り上がる業界・停滞する業界の明暗が分かれるであろうコロナショックの渦中において、最新情報や過去データの重要性はさらに高まるのではないでしょうか。

調査概要

内容:コロナ感染拡大前後のアルバイト採用市場の分析
集計元媒体:イーアイデム https://www.e-aidem.com/
      タウンワーク  https://townwork.net/
         バイトル  https://www.baitoru.com/
      フロムエー  https://www.froma.com/P01/
      マイナビバイト https://baito.mynavi.jp/
集計日:2月分=2020年2月3日、5月分=2020年5月4日

【参考URL】新型コロナの影響でアルバイト求人数が50.9%減少。医療関係職種のみ昨年同時期より増加。ー官公庁向け「HRogリスト for アカデミア」に伴う求人数分析発表ー