厚生労働省が1月29日に発表した「一般職業紹介状況」によると、2020年12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.06倍と、前月と同じ水準であった。
12月の新規求人(原数値)は前年同月比で18.6%減。産業別に見ると、建設業で新規求人は増加し、宿泊業、飲食サービス業、生活関連サービス業、娯楽業で30%以上減少している。
総務省が発表した12月の完全失業率(季節調整値)は2.9%。前月と同じ水準であった。
また、令和2年の有効求人倍率の平均は1.18倍。前年の1.60倍から0.42ポイント下回り、1975年の石油危機以来の下げ幅となった。平均の有効求人は前年から21.0%減少し、有効求職者は6.9%増加した。