ギークス株式会社
冨永 奈津穂 氏
とみなが・なつほ/2019年新卒入社。福岡県の大学を卒業後、就職を機に上京。入社後は配属を希望していたエンジニアパートナー(以下、EP)部に所属し、ITフリーランスのキャリアアドバイザーとして尽力。持ち前の明るさと先輩の背中を追って突き進む素直さ、そして行動力を武器に1年目から活躍。2020年4月、毎年入社2年目の新卒社員から1名選出される新人賞を受賞。
新卒MVP。長い社会人人生でたった一度しか挑戦することができない尊い称号だ。数多くのライバルである同期を抑え、一番活躍した新卒社員のみが獲得できる新卒MVP。今回の特集では人材業界各社で活躍する新卒MVP社員にスポットをあて、活躍の秘訣を紐解いていく。
今回は、ギークス株式会社でITフリーランスのキャリアアドバイザーを務める冨永奈津穂氏にインタビューを行った。内定者時代から新人賞を獲ることを目指し、周りのメンバーに宣言してきたという冨永氏。新卒入社1年目でチームトップの成績を残した彼女の活躍の秘訣とは何なのだろうか。
行動量を増やすことを大切に走り続けた1年目
「5月下旬にEP部に配属されてから、まずは基本的な技術用語についてのインプットと、会社説明やITフリーランスの方との面談のロープレなどを行いました。それぞれ社内テストに合格した7月頃に、実際にITフリーランスの方との面談に挑みました」
「初めての面談はとても緊張しました。しかし、私だけではなくITフリーランスの方も緊張していると思うので『この人にだったらなんでも話せるな』と感じてもらえるように、仲良くなろうという気持ちで臨みました。アイスブレイクの時間と大切なお話をする時間でのメリハリをつけながら、仕事やプライベートなどさまざまな話題でお話しすることができました」
彼女は9月に独り立ちし、4か月後の12月にはチームトップの成績を残した。どのような行動が成果に繋がったのだろうか。
「基礎を忠実にやってきたことや、先輩の教えを素直に受け入れてやってきたことが良かったのだと思います。私は日々行動量を増やすことを大切にしていて、積極的に先輩とコミュニケーションをとり、自分が分からないと感じたことはEP部以外の先輩にも質問しました」
『ただ相手のお仕事を決めてあげるだけの役割ではないんだよ』と先輩に言ってもらったことが印象に残っているという彼女。
「すぐには理解ができなかったのですが、その意味を日々考えながら行動する中で、私には一人一人に寄り添いながら、キャリアをデザインしていくという大きな責任があるのだと気付きました。また、ITフリーランスの方々が色々な相談をしてくださったこともその責任に気付けたきっかけです。そのことがきっかけで私がITフリーランスの方々の心の拠り所になろうと思うようになりました」
「ITフリーランスの求職者に、自分自身のキャリアの相談をしたいと思ってもらえるように行動していきました。自分を信頼してもらえるように、コミュニケーションの質と量をあげることを意識していました」
求職者を不安にさせてしまうようなことはあってはならないという思いから、メールの返信など自分がボールを持つ時間を短くし、またたくさんコミュニケーションをとるために、自分が担当する人全員に毎日1回は必ず連絡した。このような細かいコミュニケーションを積み重ねることで、冨永氏は信頼関係を築いていったようだ。
「そうしているうちに想いが伝わり、信頼していただけた方から冨永さんが頑張ってくれていたのでこの案件に決めたいと言ってもらえることもありました。このようなお言葉をいただくたびに、次も頑張ろう! と思えました」
年齢や立場の違いに関わらず意見を伝えられる会社を求めて
No.1を目指して日々行動量を増やすことを意識して行動し、社内のメンバー・ITフリーランスの求職者から信頼を集める冨永氏。どんな学生時代を過ごしていたのだろうか。
「中学時代は勉強も運動も真ん中くらいの実力で、良くも悪くも目立たない平凡な学生でした。そして、そんな自分が好きになれずにいました」
しかし高校時代の吹奏楽部の活動をきっかけに、どんなことでも高い目標を掲げて挑戦するようになった。
「楽器を演奏することが好きになり、練習に打ち込んでいくうちに実力がついて、部内でトップのポジションである部長になりました。部長として自分に自信を持ちながら部活動に参加するのは楽しく、とても充実した活動ができました。その経験から何事もNo.1を目指して頑張るようになりました」
「大学時代の飲食店アルバイトでは、そこでも『No.1の成果を出したい』と仕事に励んでいました。3年半働いたなかでお店の売上を上げるために改善のアイデアを出し、目の前にある仕事に取り組んでいました」
No.1を目指して自らの意見を伝えることを大切にしていた彼女は就職活動でもその意思を持って企業選びを進める。
「アルバイトでの経験から主体性をもって働く楽しさを感じていたので、就職活動では経験年数や年齢・立場の違いなどに関わらず意見を伝えられる会社で働きたいと考えていました。設立年数が10年程度でベンチャー気質のある会社、その中でも若い人がリーダーとして活躍し組織を作り上げている会社を探しました」
様々な業界・企業を調べる中で、人と深く関わりキャリアプラン設計の手伝うという人材業界の仕事に興味を持つようになった。そんな中で出会ったのがギークスだ。
「ギークスの価値基準『10の心得』には、自分が今までの人生で大切にしてきた価値観がたくさん詰まっていました。説明会で社員みんなが『10の心得』を大切にして働いていると聞いたとき自分の価値観と合うことを確信し、二次選考以降はギークスしか入社試験を受けませんでした。面接でも価値観が合うという気持ちと自分も一緒に組織を作り上げていきたいと熱意を伝え続けた結果、内定をいただき入社を決意しました」
- 年中無休の好奇心
- 変化を楽しむ
- Speed!Speed!Speed!
- 想いを語る
- No.1しか興味ない
- モテる人間になる
- 出る杭を讃える
- 妥協のないつながり
- 「遊ぶ」も全力!
- 感動創造集団。
フリーランスの働き方を世の中へ広めたい
熱い想いをもってギークスに入社し、念願の新人MVPを受賞した彼女の今後の目標は何だろうか。
今以上にフリーランスの働き方を世の中へ広め、働くことに満足している人を増やしていくのが目標です。そのためにフリーランスで働くことのメリットを、正しく多くの方に伝えていきたいと考えています。まずは日々お会いするエンジニアの方としっかりと向き合い、今後のキャリアを一緒に考えて、自信をもってITフリーランスとして働けるようサポートしていきます。
IT人材事業本部では働き方の新しい当たり前をつくるというビジョンを掲げています。このビジョンの実現について、事業部が直面する課題解決のための取り組みを私がリードしていきたいと考えています。そのために広くアンテナを張り、常に世の中の変化に対して挑戦していける人でありたいです。日々新たな気持ちで、変化を楽しみながら業務に取り組みたいと思います。
チーム・仲間を大切に想いながら、みんなで組織を作り上げていきたいと思っています。自分が成果を出すだけではなく、私がメンターにつく後輩も成果を出していけるように一緒に頑張っていきたいです。私が力を尽くすことによってチームや組織が一歩でも上に成長していけていたら、とても嬉しいです!
ギークス10の心得「No.1しか興味ない」を極め続けて成果を出し、今後は社内での取り組みや後輩育成にも意欲を見せる冨永氏。さらに活躍の幅を広げていく彼女に今後も注目だ。
(HRog編集部)