人材営業のための6月の求人マーケット動向振り返りレポート【2022年7月5日開催・セミナーレポート】

登壇者
株式会社フロッグ

マーケティング部 HRog編集部
秋元 真衣
あきもと・まい/2022年4月に株式会社フロッグに新卒入社。マーケティング部兼HRog編集部に所属。人材業界向けメディアHRogで人材ニュースの配信や、取材などを行う。

株式会社フロッグ
セールス部
中村 彩香
なかむら・あやか/2022年に新卒で株式会社フロッグへ入社し、セールス部へ配属。クライアントファーストをモットーとし、データ活用を日々勉強中。座右の銘は「日進月歩」

2022年7月5日、人材業界で働く営業向けセミナー「人材営業のための6月の求人マーケット動向振り返りレポート」が開催された。当日は株式会社フロッグの秋元と中村が、求人データを活用した求人マーケットの最新動向を解説した。今回はその様子をレポートする。

正社員マーケットで求人を増やしている企業は?

中村:最初に正社員マーケットの最新動向について見ていきましょう。6月は「電気/電子/機械/自動車」系職種にスポットを当て、求人数が増加した企業を見ていきます。前月と比較すると、2022年6月には下記の企業で求人数が増加しました。

秋元:機械エンジニア派遣大手のメイテックやアウトソーシングテクノロジーで求人件数が増加していますね。

中村:また、3位には日本メーカー大手のパナソニックがランクインしています。

秋元:同社は具体的にどんな職種での募集を増やしているのでしょうか?

パナソニック社の求人 キーワードは「海外展開」と「情報インフラ商品の開発」

秋元:同社の求人を読み解くキーワードは「海外展開」と「情報インフラ商品の開発」です。

中村:パナソニック社が出している求人のうち、「海外」というキーワードの入った案件が8件中4件ありますね。

秋元:同社のIR情報によると、地球温暖化を中心とした環境問題へ配慮した商品の開発・拡大を宣言する「Panasonic GREEN IMPACT」を掲げ、グローバル市場への影響力を高めたいと考えているようです。

また日用家電を取り扱うパナソニック株式会社くらし事業本部でもグローバル拡大を目指し、インド・トルコ・ベトナムでのマーケティング・生産体制を強化しています。

中村:グローバル展開を実行する上で、海外と連携できるノウハウを持つエンジニアを募集していることが窺えますね。

秋元:さらに情報通信端末を提供しているパナソニックの子会社 「パナソニック インダストリー社」が増収となっていることも分かります。今後も需要が高まる情報通信インフラにおいて、不足する電子回路設計者の採用を強化しているんですね。

アルバイト・パートマーケットで求人を増やしていた媒体は?

中村:また媒体別に飲食・フード系職種の求人増加件数を見ると、バイトルが昨対比274%、マイナビバイトが昨対比279%と大幅に増加していました。
秋元:今回は求人増加件数第2位の「バイトル」が取り組んでいる、働く人の待遇改善の取り組み「ディップ・インセンティブ・プロジェクト」について紹介します。

働く人の待遇改善の取り組み ディップ・インセンティブ・プロジェクト

秋元:ディップ・インセンティブ・プロジェクトでは、給与が上がっている求人など働く人の待遇向上に取り組む企業の求人情報を集めたサイトを開設しています。またディップの営業が直接企業に給与引き上げといった、従業員定着や採用力強化の施策を提案することで「働く人の待遇向上」の実現を目指すプロジェクトです。

中村:営業が働く人に変わり、店長に時給アップの交渉をしているCMも印象的ですね。ディップ・インセンティブ・プロジェクトの取り組みの効果は出ているのでしょうか?

秋元:上の図は「飲食/フード」職務の中で同じく件数を伸ばしている、マイナビバイトに掲載されている給与下限平均額との比較です。2021年10月の最低賃金見直しの影響を受けて全体的に上昇傾向ではあるものの、バイトルの方がマイナビバイトより平均で12円上がっています。

アルバイト系5媒体すべてでの比較でも、バイトルの給与下限平均額が一番高い結果となりました。

中村:実際にバイトルの時給向上プロジェクトが功を奏しているんですね。「時給の高い求人が集まっている」というブランディングが実現できることで、求職者の集客も狙えそうです。

派遣マーケットで求人を減らしていた企業は?

秋元:最後に派遣マーケットの最新動向について解説を行います。ここで特筆したいのが、前月と比較して、2022年6月に医療/福祉系職種で約20,000件も求人件数が減っていることです。

中村:企業ごとに見てみると、ウィルオブ・ワークで7,000件もの求人が減っているのですね。また介護/福祉系職種でも前月比で2,000件ほど減少していました。なぜ急激な減少が起こっているのでしょうか?

ウィルオブ・ワーク社で紹介予定派遣の後押しが進む

秋元:上記の図は、ウィルオブワーク社が介護職種で出している雇用形態別の求人数を調査したものです。昨年6月と比較してみると、派遣の案件が4,000件近く減っているのに対し、正社員は2,000件ほど増えています。

秋元:ウィルオブ・ワーク社の正社員求人の詳細とIR情報によると、正社員で募集している求人の多くが紹介予定派遣の募集であることがわかりました。

中村:紹介予定派遣とは、2〜3ヶ月は派遣社員として働き、その後直接雇用として紹介する派遣の形式のことですね。紹介予定派遣であれば、しばらく働いたのちに正社員として雇用してもらえるので、求職者視点でのメリットが大きそうです。

秋元:同社は今後も紹介予定派遣の認知拡大を目指し、紹介予定派遣案件への注力を進めていくようです。

中村:アルバイト・派遣領域では、給与向上や雇用形態の変更など、求職者のメリットを重視して求人の条件を変更する動きが見られました。

クライアントの採用を成功させるためには、時には求人の待遇向上を提案することもあると思います。そんな時は今回ご紹介したデータも一緒に提供することで、提案に納得感を持ってもらいやすくなるのではないでしょうか?

次回ウェビナーのご案内

次回の「人材営業のための7月の求人マーケット動向振り返り会」は、8月3日(水)12時より開催いたします。

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