【Indeed PLUS月間速報】2024年6月のIndeed PLUS最新動向は?

月に一度、Indeed PLUSに関する最新トピックと、『HRogチャート』で集計した実際の求人データをまとめたIndeed PLUS速報をお届けします。HR業界の最新の動向や傾向を示す参考データとして、ぜひご活用ください。

1.最新動向・トピック

Indeed社がIndeed PLUSをリリースしてから約4ヵ月が経過しました。連携媒体が計6つまで増え、実際にIndeed PLUSが与えた影響や反響を感じている方もいるのではないでしょうか?それでは今月の最新トピックを確認していきましょう。

Indeed PLUSの開発・導入背景

Indeed社は開発背景として、日本のガラパゴス化した求人サイトの特殊性を挙げています。

現在の日本には求人サイトが数多く存在し、それを利用して転職活動をする人が多いことが明らかになっています。一方で、他国に比べ転職経験率が低く転職ノウハウをあまり持っていない求職者が、細分化された数多くの求人サイトの中からうまく自分にあった仕事を見つけだすことは難しいと言えます。こういった背景から同社は、多様な求職者と多様な仕事が、より効果的に出会える仕組みづくりが必要であると考え、求人配信プラットフォームであるIndeed PLUSを開発・導入しました。

参考:求人配信プラットフォーム「Indeed PLUS」1月30日より提供開始!

ATS(採用管理システム)連携

Indeed PLUSはリリース後、株式会社リクルートが提供する「Airワーク 採用管理」と連携しました。そして2024年5月時点では、すでに25のサービスと連携を開始しています。将来的には、Indeed PLUSをさらに多くのATSと連携させていく予定となっています。

タウンワークスキマ(仮称)を提供開始予定

株式会社リクルートは既存サービスの「Airシフト」や「エリクラ」に加え、2024年秋に新たなスポットワークサービス「タウンワークスキマ(仮称)」の提供を開始する予定であると発表しています。企業がIndeed PLUSを通してスポットワークの求人情報を登録すると、「タウンワークスキマ」や「タウンワーク」、さらにIndeed PLUSと連携する最適な求人サイトに自動で掲載されます。

参考:リクルート、スポットワーク特化の求人サイト立ち上げ

2.媒体別 求人数推移

では続いて、最新のIndeed PLUSの反響を見ていきましょう。まずは前回に引き続き、「リクナビNEXT」早速、2024年6月4日時点でのIndeed PLUSの最新動向をみていきましょう。まずは先に連携を開始した「リクナビNEXT」と「タウンワーク」のInedeed PLUS経由の求人数の推移を調査しました。

リクナビNEXTは135,743件と前月から約1万件ほど減少し、5月の求人数は横ばいとなりました。一方、連携開始から求人件数が増加し続けているタウンワークは421,760件という結果となりました。前月と比較すると多少の減少はみられたものの、リクナビNEXTと比べ高い水準のまま推移していることがわかります。

続いて、新たに連携開始をした4媒体の推移をみていきましょう。連携開始直後から多くの求人がIndeed PLUS経由で掲載されていることがわかります。

※「HRogチャート」では4媒体のデータ取得は2024年4月1日から開始しています。

3.媒体別 職種別割合

では続いて、2024年3月に新たに追加された4つの求人サイト含む、計6つの求人サイトの直接掲載と「IndeedPLUS」経由の最新の掲載職種の変化を比較します。各求人サイトの上位10職種に対して、Indeed PLUS経由ではどのくらいの数の職種が掲載されているのでしょうか。

※グラフ作成の都合上、縦軸の間隔が均一になっていないものがあります。

リクナビNEXT × Indeed PLUS職種別

リクナビNEXT直接掲載とIndeed PLUS経由ともに「営業・事務」が最も多く掲載されていますが、全体的にIndeed PLUS経由での掲載職種数がリクナビNEXTを上回っていることがはっきりと分かります。

タウンワーク × Indeed PLUS職種別

一方「タウンワーク」では、タウンワーク直接掲載の職種数がIndeed PLUS経由を上回っています。Indeed PLUS経由での掲載では、「医療・福祉」が最も多く掲載されています。直接掲載とIndeed PLUS経由の掲載職種数の差は開いているものの、職種カテゴリーは類似していることがわかります。

とらばーゆ × Indeed PLUS職種別

女性向けの転職サイトとして設計され医療福祉や販売サービス職の掲載が多い「とらばーゆ」ですが、Indeed PLUS経由では「運輸・物流」「電気・機械」の職種掲載が目立ちます。

はたらいく × Indeed PLUS職種別

「はたらいく」の直接掲載では運輸・物流が最も多く1,901件、次いで営業・事務が622件、建設・土木が495件と続きます。一方でIndeed PLUS経由では、その他の職種も多く掲載されていることが分かります。

フロムエー × Indeed PLUS職種別

「フロム・エー」の直接掲載では運輸・物流が327,112件と最も多く、次いで販売・接客が273,857件と続きます。一方、Indeed PLUS経由は直接掲載と比べると掲載件数が各職種やや少ないことが分かります。

リクナビ派遣 × Indeed PLUS職種別

「リクナビ派遣」の直接掲載とIndeed PLUS経由ともに、営業・事務が最も多く掲載されています。しかし、直接掲載とIndeed PLUSで掲載職種数の開きが大きいことから、Indeed PLUS側で派遣の求人掲載に対して慎重な姿勢を取っている様子が伺えます。

まとめ

6つの求人サイトがIndeed PLUSと連携し、あっという間に4ヵ月が経ちました!ほとんどの媒体でIndeed PLUS経由の掲載数が増加し、中でも「運輸・物流」や「医療・福祉」職種の増加が目立っています。またAI判定による自動掲載のため「とらばーゆ」では、今までほとんど掲載のなかった職種が掲載されるなど、求人サイトの垣根を超えてきていることがよくわかります。Indeedが考える『多様な求職者と多様な仕事が、より効果的に出会える仕組みづくり』を、今後どのように実現していくのか引き続き注目していきます!

Indeed PLUSのデータを有効活用しよう!

ここまで「HRogチャート」のデータを元にIndeedPLUSの最新動向についてお伝えしてきました。現在IndeedPLUS上では各連携媒体への出稿状況を見られませんが、「HRogリスト」のデータを活用すれば可能です。ご興味がおありの方は、下記フォームよりサービス資料をダウンロードください!HRogチャートは現在、新たに追加された4媒体のデータも取得開始しています。ご興味がおありの方は、ぜひ下記フォームよりサービス資料をダウンロードください!

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