月に一度、Indeed PLUSに関する最新トピックと、『HRogチャート』で集計した実際の求人データをまとめたIndeed PLUS速報をお届けします。HR業界の最新の動向や傾向を示す参考データとして、ぜひご活用ください。
※2024年10月分から毎月第1週目の月曜日時点のデータを集計する方式に変更したため、9月以前のグラフデータとは異なります。
目次
直近1ヶ月でIndeed PLUSにはどのようなトピックや変化があったのでしょうか。早速、今月の最新トピックを確認していきましょう。
2024年10月21日に、『求人ジャーナルネット』(株式会社求人ジャーナル)、『ディースターNET』(株式会社大新社)、『物流・ドライバー求人サーチ』(株式会社リクルート)の3つの求人サイトが新たに「Indeed PLUS連携求人サイト」となりました。ついに、リクルートグループ外の求人サイトが参画です。今回の連携により「Indeed PLUS」は最大10の求人サイトに求人情報を配信することが可能となりました。また「Indeed PLUS連携ATS」は現在25サービスで、今後は40を超えるATSとの連携を予定しています。
参考:求人配信プラットフォーム「Indeed PLUS」のネットワークが拡大!2024年10月より、最大10の求人サイトへの求人情報配信が可能に
早速、2024年10月14日時点でのIndeed PLUSの最新動向をみていきましょう。まずは先に連携を開始した「リクナビNEXT」と「タウンワーク」のInedeed PLUS経由の求人数の推移を調査しました。
2024年10月時点のリクナビNEXT_Indeed PLUSの掲載件数の合計は229,755件でした。大きな変動は見られず、微増が続いています。一方、タウンワーク_Indeed PLUSの掲載件数の合計は1,209,248件でした。引き続き、高水準で推移を続けています。
続いて、そのほかの4媒体の推移をみていきましょう。9月と比較をすると、全媒体でやや減少傾向がみられましたが、リクナビ派遣_Indeed PLUSのみ件数が急激に伸びています。
※「HRogチャート」では4媒体のデータ取得は2024年4月1日から開始しています。
※リクナビ派遣_Indeed PLUSについて、システムの都合により以前は取得しきれていなかった求人が取得できるようになったため求人数に大きな変動がありますが、6月9日以降の数値がより正確なデータとなっております。
続いて6つの求人サイトの最新掲載職種を、直接掲載と「IndeedPLUS」経由で比較します。2024年8月は掲載数上位10職種に対して、Indeed PLUS経由でどれくらいの数の求人が掲載されていたのでしょうか。
※グラフ作成の都合上、縦軸の間隔が均一になっていないものがあります。
※「とらばーゆ」の直接掲載数が少ないため、「とらばーゆ_Indeed PLUS」に掲載されている上位10職種にあわせてグラフを作成しています。
「リクナビNEXT」は多くの職種でIndeed PLUSの求人件数が直接掲載を大きく上回っており、特に「営業・事務」では207,544件(Indeed PLUS)と5,567件(リクナビNEXT)と非常に大きな差が見られます。リクナビNEXTでは、全体的にIndeed PLUSの影響力が強いことが分かります。
タウンワーク_Indeed PLUSの「医療・福祉」の掲載件数が783,441件なのに対し、直接掲載は178,868件です。また、「運輸・物流」や「営業・事務」でも大きな差が見られます。一方で「販売・接客」では両者が比較的近い掲載数となっており、タウンワークが462,062件、Indeed PLUSが549,260件となっています。
「とらばーゆ」は、依然として全職種において、Indeed PLUS経由での求人数が多数掲載されています。10月のとらばーゆは直接掲載のある職種が5職種のみで、「医療・福祉」が86件、「営業・事務」が14件、「美容」が3件、「エンジニア」が2件、クリエイティブ(Web以外)が1件でした。とらばーゆは、他媒体と比較しても全体的にIndeed PLUSの影響力が非常に強いことが分かります。
「はたらいく」は、「運輸・物流」ではIndeed PLUSが11,554件に対し、はたらいくは164件となっています。また「営業・事務」や「建設・土木」などでも大きな差があります。全体的にどの職種でもはたらいくの掲載数は少なく、Indeed PLUSの方が圧倒的に多いことが分かります。
「フロムエー」は引き続き、直接掲載よりもIndeed PLUSの求人件数が各職種でやや少ないことが分かります。特に「運輸・物流」と「販売・接客」はフロムエーの方が圧倒的に多いです。
「リクナビ派遣」では引き続き、全体的に直接掲載がIndeed PLUS経由をやや上回る結果となりました。
今月は大きな話題がありましたね!リクルート系以外の媒体がIndeed PLUSに参画するのは今回が初めてです。今後、Indeed PLUSはますます拡大していくと考えられます。
「求人ジャーナル」や「ディースターNET」は、どちらも地域に特化し、折込チラシからスタートした媒体です。Indeed PLUSへの参加によってどのような反響があるのか、注目したいところですね。
一方、「物流・ドライバー求人サーチ」はリクルートが新たに立ち上げた専門サイトです。Indeed PLUSと連携することで、2024年問題の解決策の一つとなるのでしょうか。
ここまで「HRogチャート」のデータを元にIndeedPLUSの最新動向についてお伝えしてきました。現在IndeedPLUS上では各連携媒体への出稿状況を見られませんが、「HRogリスト」のデータを活用すれば可能です。HRogチャートは現在、新たに追加された4媒体のデータも取得開始しています。ご興味がおありの方は、ぜひ下記フォームよりサービス資料をダウンロードください!