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株式会社タイミー、水産業の人手不足解消を目指しフィッシャーマン・ジャパンと業務提携

株式会社タイミーは、一般社団法人フィッシャーマン・ジャパンとの業務提携を発表した。今回の提携では、漁業や水産加工業にスポットワークを導入・普及させることで、人手不足の解消と働き方の多様化を目指す。

国内の漁業就業者数は2023年時点で約12.1万人であるが、今後も減少傾向が続く見込みで、2048年には約6.8万人に半減すると予測されている。また、漁業に従事する人の6割以上が60歳以上であり、担い手不足が一層深刻化している。水産加工業の現場でも人材確保が困難であり、農林水産省の調査によると「人手が確保できていない」と回答した事業者は全体の約半数にのぼる。

今回の提携では、タイミーは漁業・水産加工分野における新たな就労モデルとしてスポットワークの導入に取り組む。具体的には、以下の取り組みを進める予定である。

・水産事業者に向けた業務整理やマニュアル整備、説明会の開催
・漁業従事者に対して、閑散期の副業機会としてのスポットワークを提供
・未経験者が水産業に触れるための“入り口”として、単発就労機会を創出

フィッシャーマン・ジャパンはこれまでも、若手担い手の育成を目的とした「TRITON PROJECT」や、数週間から数ヶ月単位での漁業就業を実現する「TRITON JOB SPOT」など、柔軟な働き方を支援する取り組みを展開してきた。今回のタイミーとの提携により、1日単位の就労を可能にするスポットワークの仕組みが新たに加わる。

一次産業分野では、タイミーに掲載されるスポットワーク事業者数が直近2年間で約8.7倍、募集人数も約5倍に増加するなど、スポットワークの導入が着実に広がっている。今回の提携を通じて、季節や天候による収入の変動を補い、漁業を「より働きやすく、続けやすい仕事」へと変えていくことが期待されている。

出典元:株式会社タイミー
出典元:株式会社タイミー

タイミーでは、水産業を含む一次産業全体をサポートする専門チームを発足し、水産加工業などにおいてスポットワークの活用を推進もしているそうです。タイミーを通して、スポットワークの浸透がどんどん広がっていきますね!

【参考URL】タイミー、フィッシャーマン・ジャパンと業務提携