
株式会社タイミーは2025年7月17日、同社の持つ募集データをもとにした「スポットワーク市場・クォータリーレポート(2025年2Q版)」を公開した。
調査結果は以下の通り。
2025年2Q(2~4月期)の募集件数は全国で329.4万件だった。前四半期である1Q(11月~1月期)と比較すると20万件ほど減少したが、前年同期比では増加している。11月~1月期は年末年始でスポットワークの需要が増加するため、季節性を除けば増加トレンドと同社は見ている。

出典元:株式会社タイミー
地域別に見ると、三大都市圏以外での伸び率(前年同期比+42.3%)が三大都市圏の伸び率(+22.7%)を超えた。
職種別で見ると、スポットワークの中心職種である「運搬の職業」「商品販売の職業」「接客・給仕の職業」が依然多くの割合を占める。また、「社会福祉の専門的職業」「一般事務の職業」「生活衛生サービスの職業」「自動車運転の職業」で前年同月比+100%を超えるなど、中心職種以外へのすそ野が広がっている様子も伺える。
2025年2Qの総労働時間は2,185万時間、タイミーを利用したスポットワーク賃金の総額は249億円だった。いずれも前年同期比では増加しているが、求人数と連動して1Q比では減少となった。スポットワーク市場が成熟していく中で、これまでの急速な成長速度はやや落ち着きつつあるようだ。

全国・タイミーを利用したスポットワークの総労働時間(実績)
出典元:株式会社タイミー

出典元:株式会社タイミー

スポットワークが働き方の一つとして社会に定着してきたことが、レポートの数字にも表れていますね。3Qにはどんな推移をしていくのか、引き続き注目していきます!
