株式会社マイナビは、2026年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に「マイナビ2026年卒 大学生キャリア意向調査7月<就職活動・進路決定>」を実施した。

調査結果は以下の通り。

7月末の内々定保有率は81.4%、活動継続率は31.2%

7月末の内々定保有率は81.4%で、前年同月から4.1pt減少した。文理別では、文系学生は78.6%、理系学生は85.8%で、引き続き理系学生の方が内々定率が高いことが明らかになった。

活動継続率は31.2%で、前月の35.6%からは4.4pt減少しているものの、前年の28.0%を3.2pt上回った。

内々定保有社数「1社」の割合が前年から30pt以上増加し6割を超える

26年卒の内々定保有社数は、「1社」の割合が66.5%で最多となり、前年の25年卒（30.4%）から36.1pt増加した。活動状況別にみると、内々定があり活動を継続している学生は60.1%、活動を終了した学生は67.7%となっている。

就職活動に影響したニュースワード「初任給アップ」が3年連続1位

就職活動に影響したニュースワードは「初任給アップ」が3年連続の1位となった。2位は「働き方改革」、3位は「テレワーク、リモートワーク、在宅勤務」と働き方に関するワードが続いた。4位「人工知能・AI」、5位「ChatGPT・対話型AI」はAIに関するニュースワードとなっている。

また、自由回答では「やりがいがあればいいと思っていたが、就活が進むにつれ、お金の重要性に気づいた」「ライフステージが変わっても働ける環境であるかどうか」など、ライフワークバランスをしっかりと考えて就活している様子が、各ワードからうかがえる。

詳細結果はこちら

内々定の数ではなく、満足できる1社の内々定を重視している学生が増えている傾向があるようです。新卒採用のためには、初任給アップやAI活用など、変化する学生の価値観に沿った採用戦略が必要になっていきそうですね！

【参考URL】「マイナビ2026年卒 大学生キャリア意向調査7月＜就職活動・進路決定＞」を発表