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リファラル採用導入企業8割超も「社内広報不足」が最大課題、株式会社ウィルオブ・パートナー調査

人材獲得競争が激化する中、採用コストとミスマッチリスクを抑え優秀な人材を採用する新たな手法として「リファラル採用」が浸透し始めている。

このような背景から、株式会社ウィルオブ・パートナーは、人事・採用職を対象に「リファラル採用に関するアンケート調査」を実施した。

リファラル採用とは

自社の社員に友人や知人を紹介してもらう採用手法。従業員の信頼する人脈から優秀な人材に出会うことができるためミスマッチが防げるなど、様々なメリットがある。

調査結果は以下の通り。

リファラル採用実施企業は81.4%

リファラル採用という言葉を知っている人に、「あなたの従事する会社ではリファラル採用を実施しているか」と尋ねたところ、81.4%が「リファラル採用を実施している」と回答した。

また、リファラル採用を実施している企業の91.8%が「採用実績あり」と回答しており、制度導入だけでなく実際に採用成果を上げている企業が多数を占めていることが分かる。

最大の課題は「社員への広報不足」

リファラル採用を実施・検討する上での課題について尋ねたところ、「社員への広報ができていない」が33.5%で最も多く、次いで「成果が出ない・出るか不透明」が30.9%、「社員の協力が得られない」が30.1%となっている。制度は導入されているものの、社内への浸透が十分でないことがリファラル採用の課題であると言える。

56.6%の企業がリファラル採用専用システムを導入済み

リファラル採用専用のシステム・ツールを導入している企業は56.6%であった。制度の普及とともにツール活用も進んでいることが明らかになった。

この結果を受け、同社は「今後はリファラル採用の制度を活かしきるために、社内への広報や運用支援の仕組みづくりはもちろん、リファラル採用の定着をサポートするツールや外部サービスへの関心も、今後さらに高まっていくことが予想されます」とコメントしている。

詳細結果はこちら

リファラル採用は、社員の協力があってこそ成果を生み出します。採用手法としては浸透が進んでいる一方、社内への定着はこれからの課題であることから、人事・採用担当者の働きかけが成功のカギになりそうですね!

調査概要

調査方法:オンライン上でのアンケート調査
調査対象:人事・採用職として働く20歳~59歳の男女
有効回答数:416名
調査実施期間:2025年7月22日~7月28日
調査機関:株式会社ウィルオブ・パートナー

【参考URL】【企業の人事・採用職に聞いた「リファラル採用に関する調査」】8割の企業が導入も“成果に壁” リファラル採用の最大課題は“社内広報” ― 全国416名の人事・採用担当者に聞いた実態調査 ―