
パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda」は、企業の中途採用担当者約1,300人を対象に実施したミドルシニア層の採用に関する調査結果を発表した。
調査結果は以下の通り。

ミドルシニアの採用実績がある企業505社のうち、約4割にあたる197社が2024年度に5人以上を採用した。これらの企業における前年度比較では、「増えた」が28.4%、「変わらない」が65.5%、「減った」が6.1%となった。

ミドルシニア採用のニーズについて尋ねたところ、「即戦力となる人材が欲しい」が38.0%で最も多かった。次いで「人員不足を解消したい」が36.8%、「若手人材の確保が難しい」が36.6%と続いた。

2025年度の採用見込みでは、40代後半以上の各年齢区分において4割以上の企業が採用増加を予定している。40代後半で46.7%、50代前半で40.4%、50代後半で42.1%、60歳以上でも40.4%の企業が増加を見込んでいる。
「採用実績あり企業」では、若年層だけでなくミドルシニアや60歳以上のシニア層の採用にも前向きであることが分かる。

40代後半以上の採用に向けた人事制度見直し状況では、1年以内に見直した制度のトップは「役職定年」が42.4%だった。一方、「見直しが必要だが対応できていない」制度では「再雇用制度」が26.1%で最多となった。
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労働力不足が深刻化する中で、企業はミドルシニア層を重要な戦力として位置づけています。即戦力としての期待と制度整備の両面から、今後もミドルシニア採用は拡大していきそうですね!
調査方法:Webアンケート回答形式
調査対象:全国20-60代正社員の中途採用担当者
有効回答数:1,329人(うちミドルシニア採用実績あり企業505人)
調査実施期間:2025年8月22日~9月1日
調査機関:パーソルキャリア株式会社
