
エン株式会社と株式会社PeopleXは2026年4月1日、合弁契約を締結し、「エンPeopleX株式会社」を設立した。出資比率は、エン社が51%、PeopleX社が49%となっている。
PeopleX社は、対話型AI面接サービス「PeopleX AI面接」をはじめとする対話型AIサービス等を開発・提供しており、AIプロダクトの高い開発力を保有している。人手不足の深刻化により採用競争が激化する中、PeopleX社の持つ「対話型AI技術」とエン社が持つ「求職者データベース・人的資本データ」や「営業力・顧客基盤」を融合させ、採用・人材育成領域でのシナジー創出を目指す。2026年4月14日に行われた記者発表会で、エン社の代表取締役会長兼社長の越智氏は「今回の合弁会社設立は、構造改革期での成長投資における次の一手として捉えています」と話した。
初期段階ではPeopleXのAIプロダクト(AI面接・AI面談・AIロープレ)のOEM提供を開始し、エン社の営業力を活用した全国展開を進める。その後、エン社の既存サービスへの実装として「エン転職にAIアバターの導入」や「HR OnBoardでの対話型AIの活用」を想定。さらに新規事業の開発にも取り組み、履歴書だけでは読み取れない価値観などのデータを構造化することで、個人と企業の高度なマッチングによる「入社後活躍」の実現に挑戦する。

同記者発表会で、エンPeopleX社の代表取締役社長に就任した塩見氏は、「熱意を書類のみで伝えることが難しく機会を逃した経験から、経歴だけでは見えない個人の価値をきちんと届けたいと考えています」とした上で、「今年度末までに両社からの出向を含め15〜20名規模の体制を構築し、既存サービスへの実装や新規事業開発を進め、今夏頃には何らかの発表を行う想定です」と述べた。また、「2030年に500億円規模へ拡大が見込まれる国内AI面接市場において、ナンバーワンを目指していきます」と語った。
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【参考URL】エンとPeopleXが合弁会社「エンPeopleX」を設立。AIの力で「入社後活躍」を科学し、日本の労働力不足解消と生産性向上に寄与
