外資系企業やベンチャー企業では、年間を通して新卒採用を行う「通年採用」の導入が進んでいる。株式会社ビズリーチが運営する採用管理クラウド「HRMOS」の調査によると、すでに約3割の企業が「通年採用を導入」し、約4割の企業が「通年採用の導入を検討」していることがわかった。今後も通年採用の導入がさらに拡大すると考えられる。
今回同社は2020年10月5日、一括採用だけでなく通年採用にも対応した新卒採用管理クラウド「HRMOS採用 新卒エディション」の提供を開始した。詳細は以下の通り。
就活ナビサイト経由の候補者の管理に加えて、スカウト媒体や人材紹介会社経由、インターンシップやイベント経由で選考に進んだ候補者情報を一元管理する。複数の採用チャネルで接点のあった候補者情報の統合や面談・面接の日程調整、合否連絡のメール送信など、採用のオペレーション業務を自動化させる機能を搭載して業務効率化を実現。
求人ごと、候補者ごとに選考ステップをカスタマイズできる。
また、インターンシップなど企業と学生の選考前の接点から入社まで、候補者ごとにすべての接点をタイムラインで可視化する。これにより、過去の接点やコミュニケーション内容を考慮した面談・内定者フォローなどが可能になる。
さらに、2020年12月頃に個別フォローが必要な候補者が一目でわかるフラグ機能の追加を予定。採用担当者が該当学生にフラグをつけて管理できる機能で、早期接点のある学生のなかから選考の案内をする学生のピックアップや学生の志願度を高めるための面談やイベントへの誘致、内定を出した候補者に魅力づけの面談など、漏れなくフォローできる。
今後人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズの従業員データベースや組織診断サーベイとの連携により、新卒で採用した従業員のエンゲージメントや退職に関する課題の分析が可能になる予定。これにより、採用における人材要件の見直しや選考ステップ、評価項目の妥当性などが検証可能になる。
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今回の件について、同サービス事業部長の古野氏は「『HRMOS採用 新卒エディション』の提供を通じて、企業成長につながる採用活動をご支援していければと思っています」とコメントしている。