71%の学生が企業に依存しないキャリア形成を意識、株式会社ビズリーチ調査

少子高齢化や日本経済の低迷によって終身雇用制度の維持が難しくなってきており、近年では転職する人も珍しくない。働き方が変化する中で、自らのキャリアを主体的に構築し、自身の価値を高めることが重要になりつつある。

株式会社ビズリーチは、同社が運営するOB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」において、同サイトに登録する2023年卒業・修了予定の大学生・大学院生を対象に、将来のキャリアに関する調査を実施した。

調査結果は以下の通り。

7割以上の学生が企業に依存しないキャリア形成を意識

将来のキャリアを考える際に、企業に依存しないキャリア形成を意識しているか尋ねたところ、「強く意識している」が25%と最多であった。次いで「やや意識している」が46%で、合わせて71%の学生がスキルアップや転職を通じてのキャリア形成を考えていることが分かった。

学生の55%が会社選びの際に転職を視野に

新卒で入社する会社を選ぶ際に、将来のキャリア形成のために転職することを視野に入れているか尋ねたところ、「強く意識している」が17%と最多であった。次いで「やや意識している」が38%で、合わせて55%の学生が会社選びの際に転職を考えていることが分かった。

転職を意識している理由として、「会社に雇われるのではなく、常に会社を選ぶことのできる、または抜てきされる人材になりたいから」という声や「年齢を重ねるにつれてやりたいことややるべきことが変わってくると考えていて、新卒で入社した会社でできるとは限らないから」などの声が挙がった。

転職を意識していない理由としては、「同じ会社のなかでスキルアップする方向で考えているため」という声や「今のところ、新卒企業のことしか考えられていないから」などの声が挙がった。

株式会社ライボの調査によると、約3人に1人の21卒社員が入社から半年の時点で転職を検討しており、今後5年以内の就職を考えている人は約9割を占める。転職市場において、今後は若手社員への注目度が高まるだろう。

調査概要

調査期間:2021年10月11日~2021年10月14日
調査方法:インターネット調査
調査対象:「ビズリーチ・キャンパス」に登録している2023年卒業・修了予定の大学生・大学院生
有効回答数:476件

【参考記事】【23卒 大学生調査】半数以上が「転職を意識」 7割以上、将来のキャリア「企業に依存せず」