働き方改革が進み、高度プロフェッショナル制度の導入や副業ブームによって自由な働き方が可能になった。転職によってキャリアを積んだり、副業を始めたりなど、人々の考え方が変化している。
株式会社ワークポートは、自身のキャリア形成についてどのような考え方、価値観を持っているのかを聞く「キャリア志向」についての調査を実施した。
調査結果は以下の通り。
自身のキャリアについてどう感じているか尋ねたところ、「やや不安」が46.2%と最多で、「とても不安」と合わせると82.4%の人がキャリアに不安を抱えていることがわかった。「会社の将来性が不安」という意見や「このまま現職にいてもこの先に何がしたいかわからない」というコメントも見られた。
キャリアを積むためにどんな働き方を選びたいか尋ねたところ、「会社員として働く」が51.7%であった。一方で、「会社員をしながら副業する」が41.3%、「起業・独立する」が7.0%で、合わせて48.3%の人が一つの会社に捉われない働き方を希望していることがわかった。
現在のキャリアに対してどう感じているか尋ねたところ、思い描いていたキャリアを積めていると感じている人は、合わせて31.9%であった。一方で、5年後に思い描いているキャリアを積めていると思うかという質問では「とても思う」が9.8%、「やや思う」が43.2%で、合わせて53.0%の人が将来のキャリアには期待感を持っていることがわかった。
5年後に期待感を抱いている人からは、「これからの転職活動に期待している」という意見や「ここ数年でキャリアについて考えることが増えたため」というコメントが寄せられた。働き方が多様化し、キャリアと向き合う機会が増えたことで、様々な選択を考えている人が増えている様子だ。
詳細結果はコチラ
今回の調査で、働き方やキャリアに対する価値観は自由な形へと変化しているが、自身のキャリアに不安を感じている人も多いことがわかった。今後の人材業界においては、その人のやりたいことに焦点を当てたサポートが必要となるだろう。
調査期間:2022年2月8日~2022年2月14日
調査対象:株式会社ワークポートを利用している全国の20代~40代のビジネスパーソン男女
有効回答数:470人