コロナ禍によるリモートワークの普及やDXの推進により、国内におけるITエンジニアの需要は急速に高まっている。一方で、IT技術は進歩のスピードが速く、ITエンジニアの育成が難しいなど人材不足が顕著である。
レバテック株式会社は、同社が運営するITエンジニア特化型転職支援エージェント「レバテックキャリア」において、社会人エンジニア300名を対象にしたITエンジニアの転職チャネル調査を行った。
調査結果は以下の通り。
社会人エンジニアに転職活動の際利用する採用チャネルを尋ねたところ、27.4%の人が「求人媒体」と回答し最多となった。次に「転職エージェント」が23.2%、「スカウト」が16.9%と続いた。また勤めている企業の業態によっても、多少の違いが見られた。
社会人エンジニアをビジネス志向・プロダクト志向・技術志向・マネジメント志向の4つに分類し、それぞれが転職活動で利用する採用チャネルを比較したところ、傾向の違いが見られた。経営などに興味がある「ビジネス志向」のエンジニアは「友人や知人からの紹介(リファラル)」と回答した人が18.8%と他の志向性に比べて多かった。反対に、開発するサービスの社会的意義を重視する「プロダクト志向」のエンジニアは「友人や知人からの紹介(リファラル)」と回答した人が9.6%と1割を切った。
社会人エンジニアに、利用して最も良かった採用チャネルを尋ねたところ、「友人や知人からの紹介(リファラル)」と回答した人が34.3%で最多となった。次に「求人媒体」が32.5%、「転職エージェント」が25.9%と続く。
また年収別に回答を比較したところ、年収600万円以上800万円未満のエンジニアは「転職エージェント」と回答した人が44.7%と最多になった。
詳細はコチラ
今回の調査では、社会人エンジニアの中でも志向性や年収によって利用する採用チャネルが変わることが分かった。エンジニアを募集する際には、自社が必要とするエンジニアのペルソナを明確にし、採用チャネルを使い分けるなどの工夫が重要となるだろう。
調査対象:社会人エンジニア300名
調査会社:楽天インサイト株式会社(調査協力)
集計期間:2022年2月8日~2022年2月13日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:300名