6月1日時点の23卒内定率は73.1%で2017年以来過去最高、株式会社リクルート調査

経団連が制定する就活ルールにより、6月1日に選考が解禁された。現在はコロナ禍による制限も減りつつあり、23卒学生の就職活動は活発化している。

株式会社リクルートは、同社が運営する研究機関「就職みらい研究所」の学生調査モニターを対象に、「就職プロセス調査」を実施した。

調査結果は以下の通り。

6月1日時点で23卒学生の就職内定率は73.1%

23卒の学生に6月1日時点で内定(内々定)を持っているか尋ねたところ、73.1%の人が「内定を持っている」と回答した。6月が選考解禁となった2017年以降で、最も高い就職内定率である。また、文理別でみると理系学生の内定率が82.5%と高水準になっている。

2社以上の内定を保有している学生は19.0%

内定を保有している企業の数を尋ねたところ、「2社以上」と回答した学生は19.0%であった。前年と同水準ではあるが、就職内定率が高いことから、今後これまで以上に内定辞退が発生する可能性がある。

詳細結果と調査概要はコチラ

今回の調査では、23卒学生の全体として内定率が高く、例年以上にスピード感のある就職活動を行っていることが分かった。また、2社以上の内定を保有している学生も前年と同水準でいるため、内定辞退が発生する可能性も高い。今後自社の内定を承諾してもらうためにも、内定後のフォローを充実させ、学生に納得感を与えることが重要だ。

【参考記事】就職プロセス調査(2023年卒)「2022年6月1日時点 内定状況」