シニア期も働くことに不安を感じる人は92.7%、Indeed Japan株式会社調査

少子高齢化が進む日本において、シニア世代の就業者数は増加している。一方でシニア世代の就業には、仕事探しやセカンドキャリアの構築に課題がある。

Indeed Japan株式会社は、50歳~79歳の人を対象に「シニア世代の就業」をテーマとする調査を実施した。また同調査におけるシニア期は、60代・70代以降の世代を指している。

調査結果は以下の通り。

シニア期も「働きたい」または「働く必要がある」と感じる人は58.3%

シニア期に働きたいかどうか尋ねたところ、58.3%の人が「働きたい」または「働く必要がある」と回答した。年齢別にみると、50代の75.5%が「働きたい」または「働く必要がある」と回答し、シニア期における就業の意欲や必要性をより感じていると分かった。

シニア期の就業は「収入よりもやりがいや社会貢献を重視したい」人が58.0%

シニア期の就業において「収入よりもやりがいや社会貢献を重視した仕事をした方が良い」と思うか尋ねたところ、58.0%の人が「そう思う」または「どちらかというとそう思う」と回答した。

シニア期の就業に不安や課題を抱える人は92.7%

シニア期の就業に対して不安や課題を感じるか尋ねたところ、シニア期も働く意欲や必要性がある人の92.7%が「何らかの不安や課題がある」と回答した。

不安や課題の内容を尋ねたところ、59.6%の人が「健康状態が維持できるか」と回答し最多となった。次に「働くための気力を維持できるか」が38.5%、「肉体労働に耐えられるか」が28.1%と続いた。

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今回の調査では、シニア期も働く意欲や必要性を感じる人が多い一方で、精神・肉体的な健康や意欲の維持に不安を感じていると分かった。またシニア期に就業する場合は収入よりやりがいや貢献性を重視する人が多く、シニア世代の課題や価値観に合わせた支援が重要だ。

【参考記事】Indeedが「シニア世代の就業」に関する意識調査を実施