人事の26.2%が抱える人材課題は「スキルや経験のある人材の不足」、株式会社Matchbox Technologies調査

株式会社Matchbox Technologiesは、人事・労務・総務の担当者を対象に、人材課題に関する調査を実施した。

調査結果は以下の通り。

人事が抱える人材課題は「スキルや経験のある人材の不足」が最多

現在抱えている人材課題を尋ねたところ、26.2%の人が「スキルや経験のある人材の不足」と回答し最多となった。次に「人材不足」が25.1%、「採用コスト」が22.3%と続いた。

また業界別に人材課題を分析したところ、特に医療・福祉や金融・保険業、教育・学習支援業などの専門性の高い業種において「スキルや経験のある人材の不足」を感じていると分かった。

25.3%が「OBOGの再活用」を実践してみたいと感じている

実践してみたい人材の運用方法を尋ねたところ、25.3%の人が「OBOGの再活用」と回答し最多となった。次いで「登録制アルバイトの運用」が22.6%、「現役従業員の柔軟なシフト追加」が18.1%と続いた。単発バイトやギグワーカーの活用よりも、OBOGのような経験のある人材を求めていると分かる。

「OBOGの再活用」の意欲が高い一方で、再活用・再雇用を目的に過去の従業員をリスト化して貯めているか尋ねたところ、52.6%の人が「貯めていない」と回答した。また23.5%の人が「貯めているが有効に活用できていない」と回答しており、実践できている企業は少ないと分かる。

また人材データを蓄積・活用できていない理由は「考えたことがなかった」が37.6%で最多となった。次いで「手間が増えそう」が19.2%、「社内調整が面倒」が15.3%と続いた。

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今回の調査では、多くの企業がスキルや経験のある人材の不足を課題に感じていると分かった。またOBOGの再活用に興味を示す企業が多い一方で、実際には過去の従業員データを蓄積・活用できている企業は少ない。人手不足解消への一手として実践する場合には、戦略的に取り組む必要があるだろう。

調査概要

調査概要:人材課題とダイレクトソーシングに関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年6月16日〜2022年6月17日
有効回答:人事、総務、労務に関する業務をしている全国の男女1,075名

【参考記事】企業の1/4以上が「スキル・経験のある人材の不足」を課題に感じている