レバレジーズメディカルケア株式会社は、同社が運営する介護業界特化の人材サービス「きらケア」において、介護士と介護事業所の採用担当者を対象に実態を調査した「きらケア介護白書2022」を公開した。
調査結果は以下の通り。
介護職員に対してこれからも介護職を続けたいかどうか尋ねたところ、78.3%の人が「続けたい」と回答した。また経験年数別に分析したところ、1年未満では続けたいと思う人が64.3%であったのに対し、10年以上では79.7%となった。経験年数が増えるにつれて、介護職を続けたいと感じる傾向がうかがえる。
介護事業所の採用担当者に対して介護職員の過不足状況を尋ねたところ、84.0%の担当者が「不足している」または「やや不足している」と回答した。多くの事業所で人手不足が課題となっていると分かる。
採用担当者に対して介護職員の採用方法を尋ねたところ、77.6%の担当者が「ハローワーク」と回答し最多となった。次いで「求人サイト」が54.9%、「友人・知人からの紹介」が39.7%と続いた。
また採用方法をエリア別に分析したところ、東京/神奈川/埼玉/千葉/大阪エリアでは「求人サイト」と「ハローワーク」が65.9%で同率1位となった。次いで「転職エージェント」が48.8%で3位と続いている。
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今回の調査では、多くの介護事業所で介護職員が不足していることが分かった。少子高齢化が進む中、介護業界の人手不足はますますに深刻になることが予想できる。採用などの面で支援していくことが重要だろう。
調査目的:介護士・介護事業所の実態把握
集計期間:2022年9月22日~2022年10月4日
調査方法:インターネット調査
▽介護職員側調査
有効回答者数:2145名
調査対象: 18歳 ~ 69歳男女
男女内訳:男性 804名・女性 1341名
▽介護事業所側調査
有効回答者数:501名
調査対象:介護事業所に勤める採用担当
男女内訳:男性 366名 女性 135名