パーパスへの共感度合いが「とても高い」人のうちモチベーションも高い人は90%、ウォンテッドリー株式会社調査

ウォンテッドリー株式会社は、同社が運営するビジネスSNS「Wantedly」を利用する求職者と採用担当者を対象に、パーパスとエンゲージメントに関する意識調査を実施した。なお同調査において、パーパスは「企業の存在目的や社会的意義」、エンゲージメントは「仕事に夢中になる状態」と定義されている。

調査結果は以下の通り。

転職時に給与よりもパーパスを重視した人は24%

求職者に対して直近の転職時にパーパスを重視したかどうか尋ねたところ、24%の人が「給与よりも重視した」と回答した。また「重視したが給与ほどではなかった」が32%、「重視していなかった」が34%となった。半数以上がパーパスを重視しているとわかる。

また転職時にパーパスを「給与よりも重視した」または「重視したが給与ほどではなかった」と回答した人の割合を転職年別に調査したところ、2019年では54%であったのに対して2022年は75%まで増加している。

パーパスへの共感度合いが「とても高い」人のうちモチベーションも高い人は90%

続いて自社のパーパスへの共感度合いとモチベーションの関係について調査したところ、パーパスへの共感度合いが「とても高い」人のうち、90%の人がモチベーションが「とても高い」または「比較的高い」と回答した。一方でパーパスへの共感度合いが「とても低い」人では、モチベーションが「とても高い」または「比較的高い」と回答した人は22%のみとなった。

「エンゲージメントが高い」人のうちモチベーションも高い人は94%

またエンゲージメントの高さとモチベーションの高さの関係について調査したところ、「エンゲージメントは高い」と回答した人のうち、94%の人はモチベーションが「とても高い」または「比較的高い」と回答した。一方で「エンゲージメントは低い」人のうち、モチベーションが「とても高い」または「比較的高い」と回答した人は2%のみである。

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今回の調査では、パーパスへの共感度合いとモチベーションの高さが比例していると分かった。またモチベーションへの影響は、エンゲージメントの高さにおいてより大きい傾向が見られた。パーパスの浸透やエンゲージメントを向上させる取り組みが重要といえる。

調査概要

調査名:パーパスとエンゲージメントに関する調査
対象:求職者 及び 採用担当者(求職者、採用担当者ともにWantedly利用者)
期間:2022年12月9日〜2022年12月20日
人数:1,253名(求職者1,034名 及び 採用担当者219名)
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査機関:ウォンテッドリー株式会社

【参考記事】ウォンテッドリー、パーパスとエンゲージメントに関する調査結果を発表