株式会社プロフェッショナルバンクは、企業の経営者や人事・採用担当者を対象に「再雇用(アルムナイ採用)」をテーマとする調査を実施した。
調査結果は以下の通り。
過去に在籍していた従業員を再雇用したことがあるかどうか尋ねたところ、67%の企業が「したことがある」と回答した。採用手法として取り入れている企業が多いことが分かる。
また、再雇用を実施した際の経緯について尋ねたところ、70%の企業が「過去在籍社員からの自己応募」と回答した。
再雇用した際の職種を尋ねたところ、「技術職」が50%で最多となった。次いで「営業職」が31%、専門職が27%と続いた。
再雇用して良かった点を尋ねたところ、35%の企業が「即戦力として活躍してくれた点」と回答し最多となった。次いで「採用コスト・教育コストを抑えられた点」と「人材不足を迅速に解消できた点」が16%と続いた。
一方で再雇用における問題点や課題を尋ねたところ、23%の人が「既存社員との処遇差、不満の発生」と回答した。次いで「再退職のリスク」と「再雇用制度の未整備」が19%と続く。
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今回の調査では、自社を退職した従業員(アルムナイ)を活用した採用に取り組む企業が多いと分かった。過去の経験から即戦力としてすぐに活躍してもらえるため、育成のコスト等を削減できる。一方で、制度を整備できている企業は少ない。今後の活用にも注目だ。
調査内容:再雇用(アルムナイ採用)に関するアンケート調査
調査対象:企業の経営者、人事・採用担当者
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年2月9日~2023年2月17日
有効回答数:299名
【参考記事】【再雇用(アルムナイ採用)に関するアンケート調査】企業の約7割が「再雇用(アルムナイ採用)を実施したことがある」と回答。再雇用後の職種の1位は技術職。