各業界での人手不足が深刻化し採用競争も激化する中、自社の採用成功に向けて認知度を高める採用広報に取り組む企業が増えている。
jinjer株式会社は、同社が運営する人事向けメディア「HR NOTE」において、採用広報に携わる人事・採用広報担当者を対象とした採用広報に必要なスキルに関する調査を株式会社PR Tableと共同で実施した。
調査結果は以下の通り。
採用広報担当者に対して、18要素に分類した採用広報活動に必要なスキルについてそれぞれの重要度を5段階で評価してもらった。結果は、「ステークホルダーを味方にするコミュニケーション力」の平均スコアが4.54で最大となった。次いで「コンテンツ企画・構成力」が平均スコア4.44、「ブランド戦略の構築」が平均スコア4.42と続いている。
採用広報に必要なスキルを十分に身につけられているかを尋ねたところ、64.5%の担当者が「かなり不足している」または「どちらかというと不足している」と回答した。多くの人事・採用広報担当者がスキル不足を感じている結果となった。
スキル不足を実感する採用広報担当者が多い中、スキルを習得する方法を尋ねたところ、75.5%の人が「書籍や記事を読む」と回答し最多となった。次に「イベント・講座への参加」が50.9%、「動画プラットフォームの視聴」が45.3%と続いた。
また自身のスキルアップのみでは足りないスキルについてどのように確保しているか尋ねたところ、32.7%の担当者が「社外からスキルを持った人材を採用」と回答した。そのほか、「副業や業務委託の活用」が28.0%、「社内のキャリアチェンジ」が24.3%と続いている。
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今回の調査では、採用広報を実施する上でコミュニケーションスキルや企画力が重要と考える担当者が多い一方で、実際にはスキル不足を感じている人が多いと分かった。足りないスキルについて社外からの採用や副業人材の活用を検討する採用広報担当者も多く、人事の業務が多様化する中で採用広報を担う人材の需要も増えている様子が伺えた。
調査主体:jinjer株式会社・株式会社PR Table
調査方法:インターネット調査
調査時期:2023年5月
有効回答:人事・採用広報に携わる担当者・責任者111名