近年、学生の生成AIの利用は急速に進んでおり、エントリーシート作成など就活においても使用されるケースが増えている。
株式会社ライボは、322人の現役大学生男女を対象に、就活における生成AIの利用についての調査を行った。
調査結果は以下の通り。
生成AIチャットを使用したことがあるか尋ねたところ、71.2%が「使用経験あり」と回答した。生成AIは大学生に広く普及していることが分かった。
生成AIを就活で使用するかを尋ねたところ、41.6%の学生が「使用する」または「多分使用する」と回答した。
また、「使用する」、「多分使用する」と回答した人に生成AIを何において使用するか尋ねたところ、「エントリーシート」が59.7%で最多であった。次いで「自己PR文」が50.7%、「情報収集」が46.3%と続く。提出物などに多く活用されていることが分かった。
就活において生成AIに代替されそうな職業を希望から外すかを尋ねたところ、61.8%が「希望から外す」または「多分希望から外す」と回答した。
また、生成AIによって代替されると思う職業を尋ねたところ、「事務系」が60.9%で最多であった。次いで「ライター系」が60.9%、「技術職」が27.6%と続く。
詳細結果はコチラ
今回の調査では、就活において生成AIが活用されているだけでなく、AIの存在が学生の職選びに大きく影響していることが分かった。今後は、AIで代替されやすいイメージのある職業よりも、AIで代替されにくいと認識されている職業に学生の人気が集まる可能性があるだろう。
調査対象者:全国・男女・現役大学生 JobQ(ジョブキュー)サービス登録者
調査条件 :24卒・25卒・26卒・27卒の大学生
調査期間 :2023年5月30日~2023年6月5日
有効回答数:322人
調査方法 :インターネット調査
【参考URL】Job総研 「2023年 生成AIの就活実態調査」を実施