近年、労働人口の減少によって様々な職種で人材獲得が厳しくなる中、公認会計士においても人手不足が深刻化し、売り手市場が慢性化している。
株式会社MS-Japanは、人材紹介サービス「MS Agent」の登録者データから、公認会計士の転職活動についてまとめ、発表した。
調査結果は以下の通り。
公認会計士の転職決定者の決定年収は、平均824.4万円であった。
公認会計士の転職時の平均年齢は40.9歳であった。年代別に見ると、「30代」が46%で最多であった。次いで「40代」が31%、「50代」が9%と続く。一方「20代」は8%にとどまり、ある程度経験を積んだ人が転職をする傾向にあることが明らかとなった。
転職希望者の希望職種は、「経理・財務」が27%で最多であった。次いで「会計事務所」が11%、「監査法人」が10%と続く。事業会社への転職を志望する公認会計士が多いことが分かった。
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今回の調査では、公認会計士は経験を積んだ3、40代で転職する傾向にあり、事業会社を志望することが多いと分かった。事業会社を希望する会計士が増加している背景には、一般企業での公認会計士の需要の増大や、ワークライフバランス重視の働き方の広がりがあるようだ。
調査概要
対象者
転職希望者:2022年1月~12月間に人材紹介サービス「MS Agent」へ登録した公認会計士への転職希望者
転職決定者:2022年1月~12月間に人材紹介サービス「MS Agent」で公認会計士への転職が決定した人
【参照リンク】転職サービスMS Career、「公認会計士の転職市場2023」を発表 公認会計士の転職の平均決定年収は「824.4万円」