24卒採用選考を「終了した」企業は45.6％で3年連続の低下、株式会社ディスコ調査

株式会社ディスコは2023年10月、全国の主要企業16,318社を対象に24卒採用活動の進捗について調査を行った。

調査結果は以下の通り。

採用選考を「終了した」企業は45.6％

選考終了状況を尋ねたところ、45.6％の企業が「終了した」と回答した。「終了した」との回答は3年連続で低下した。また「終了していない」と答えた企業のうち70.2%が「終了しているはずだったが、内定者が予定に届かず継続している」と回答しており、採用活動が計画通りに進まず難航していることが伺える。

内定辞退者、前年と比べ「増えた」が36.5%

前年と比べた内定辞退の状況を尋ねたところ、36.5%の企業が「かなり増えた」または「やや増えた」と回答した。一方「かなり減った」「やや減った」の合計は19.7％と、「増えた」の割合を下回った。

従業員規模別では、「1000人以上」の大手企業において「増えた」の合計が41.1%と最多であった。また業界別では「金融」で「増えた」の合計が44.1%で最多あった。

詳細結果はコチラ

今回の調査では、半数以上の企業が24卒の採用活動を継続していることが分かった。また大企業で内定辞退が増えており、会社の規模にかかわらず多くの企業が採用に苦戦していることが伺える。一方、株式会社リクルートの「就職プロセス調査」によれば10月1日時点で就活を継続している24卒生はわずか10.4%であった。企業にとっては引き続き厳しい状況となりそうだ。

【参考URL】2024年卒採用 内定動向／2025年卒 採用計画調査(2023年10月調査)