2025年卒の約10人に1人が既に内定を保持 、レバレジーズ株式会社

レバレジーズ株式会社は同社が運営する新卒向け就活サービス「career ticket (キャリアチケット)」において、2025年卒業予定の大学生205名を対象に就活状況についての調査を実施した。

調査結果は以下の通り。

2025年卒の約10人に1人が既に内定を保持

現在の就職活動の状況を尋ねたところ、90.7%の学生が「本格的に就活をしている」または「少し就活をしている」と回答した。

さらに内定状況を尋ねたところ、8.3%の学生が「内定を持っている」または「内定を承諾している」と回答した。すでに内定出しが始まっていることが分かる。

就職したい企業の規模は「大手企業」が約7割

 就職したい企業の規模を尋ねたところ、65.9%の学生が「大手企業」と回答した。

企業選びで重視するポイントは「業務・仕事内容」

 企業選びのポイントを尋ねたところ、「業務・仕事内容」が19.3%で最多であった。次いで「給与」が15.8%、「勤務地」が12.8%と続く。上位項目に対して、ビジョンや理念などの優先度は低く、業務内容や給与・勤務地などの定量的で判断できる側面から仕事選びをする合理的な学生が多いことがうかがえる。

また就職したい職種を尋ねたところ、「企画・マーケティング職」が26.3%で最多であった。次いで「営業職」が20.5%、「事務・管理職」が16.1%と続く。

38.0%の学生が就活で転職を考慮

 将来の転職を見込んで就活をしているか尋ねたところ、38.0%の学生が「考慮している」と回答した。理由として、「キャリア全体を考える上で、市場価値が上がる環境をファーストキャリアで選びたいから」「培ってきたスキルを活かしてより裁量を持てる環境へキャリアアップしていきたいから」といった理由が挙げられた。

今回の調査では、25卒学生の大多数が就職活動を開始しており、すでに内定を保持する学生も一定数いることがわかった。売り手市場が続くなか大手企業への就職を志望する学生が多数を占め、中小・ベンチャー企業はエントリー数の確保に苦戦しやすい状況となっている。「業務・仕事内容」や「将来のキャリアの選択肢が広がるかどうか」を重視する学生が多い傾向を踏まえ、学生の心に響くインターンシップや説明会・面接での訴求を考える必要がありそうだ。

調査概要

調査対象:「キャリアチケット」に登録している2025年卒業予定の大学生
調査時期:2023年10月20日~2023年11月3日
調査方法:webアンケート調査
回答者数:205人
調査主体:レバレジーズ株式会社(キャリアチケット)

【参考URL】2025年卒の約10人に1人が既に内定を保持