転職経験者の54.3%が未経験転職をしたことがある、Indeed Japan株式会社調査

Indeed Japan株式会社は25歳~49歳の正規雇用の転職経験者の男女計8,399名を対象に、「未経験転職に関する調査」を実施した。

調査結果は以下の通り。

転職経験者54.3%が「未経験転職」をしたことがある

前職と業種や職種のいずれかまたはその両方が異なる転職をしたことがあるかを尋ねたところ、54.3%が「ある」と回答した。

未経験転職をしたことがあると回答した4,564人の内訳を見ると、そのうち61.3%が「業種も職種も異なる転職」をしたことがあり、「職種のみ異なる転職」は23.8%、「業種のみ異なる転職」は23.3%だった。未経験転職の中でも、業種も職種もこれまで未経験の転職をしたことのある人の割合が高いことがわかる。

未経験転職をした理由「給料を上げるため」

未経験転職をしたことのある人に「未経験転職をした理由」を尋ねたところ、「給与を上げるため」が25.8%で最多であった。次いで「現状の業種・職種に不満があった」22.8%、「よりやりがいのある仕事をする」が21.4%と続く。「新しいことにチャレンジする」「新たな自分の可能性を探す」(同率5位:20.4%)なども挙げられ、現状の改善に加え、仕事に対するモチベーションアップや自身の可能性を広げる機会として、未経験転職を選択していることがうかがえる。

未経験転職をして「良かったと思う」人は61.4%

未経験転職をした人に、未経験転職をして良かったと思うかどうかを尋ねたところ、61.4%が「とても良かったと思う」または「良かったと思う」と回答した。「それまで活かせていなかった、大学で学んだ知識を活かせるようになった」や「向いていないと思っていた職種が天職だった」などの声が上がった。

未経験転職をした人の「未経験転職」に対するイメージ「新たな経験やスキルを積むことができる」

未経験転職をした人に、「未経験転職」のイメージを尋ねたところ、「新たな経験やスキルを積むことができる」が79.0%で最多であった。次いで「新たな仕事やキャリアに挑戦できる/キャリアチェンジが実現できる」が77.4%、「可能性の広がる転職である」が76.9%と続く。

また、はじめて未経験転職をした年齢が35歳以上の人では、「可能性の広がる転職である」「新たな経験やスキルを積むことができる」がともに83.9%となっている。年齢を重ねてから未経験転職をした人も、未経験転職に可能性を感じ、ポジティブに捉えていることがわかった。

詳細結果はコチラ

今回の調査では、半数以上の転職経験者が未経験での転職をしたことがあり、総じて未経験転職に対してポジティブな印象を持っていることが分かった。人手不足により多くの業界で売り手市場が続くなか、業界・職種未経験者を積極的に受け入れる企業は増加傾向にある。今後も未経験者の活用が人材獲得のひとつのカギとなりそうだ。

調査概要

調査主体:Indeed Japan株式会社
調査対象:
<事前調査>
現在就業中の25歳~49歳の正社員(無期雇用/フルタイム就業者)、会社経営者、会社役員、公務員、団体職員の転職経験者 男女計8,399名
<本調査>
現在就業中の25歳~49歳の正社員(無期雇用/フルタイム就業者)、会社経営者、会社役員、公務員、団体職員の未経験転職をしたことのある男女計720名
割付方法:未経験転職の有無およびそのパターン、性年代、現在の職種にて割り付けし、均等回収。
※事前調査のみ、正社員・公務員の性年代人口構成比に基づいてウェイトバック集計を実施。
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年10月17日~2023年10月23日

【参考URL】「未経験転職に関する調査」を実施