株式会社MS-Japan、「経理・財務の転職市場レポート2024」を公開

出展元:株式会社MS-Japan

企業経営において欠かせない存在である「経理・財務」ポジションは、採用難易度が高い職種でありながら売り手市場であり、採用活動に悩みを抱える人事担当者も多いのではないだろうか。

株式会社MS-Japanが運営する、管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career(エムエスキャリア)」は、「経理・財務の転職市場レポート2024」を発表した。

調査結果は以下の通り。

直近3年間の比較でも求人倍率は右肩上がり

2023年の経理・財務経験者の有効求人倍率は1倍を超える見込みで企業側の採用活動が活発であったことが分かる。また直近3年間で比較しても経理・財務職の経験者と希望者は共に前年比+140%以上、前々年+190%以上と上昇傾向にあることから、2024年も引き続き求人倍率は増加が見込まれるだろう。

ハイスキルの経験者求人はリモートワーク勤務OKな求人が増加傾向

経理・財務は「紙」ベースの業務プロセスが根強く存在していることから、リモートワークが難しい職種であると言われている。しかし、DX化が進み始めたこともあり経理・財務職におけるリモートワーク求人の割合は、51.9%と全体の半数以上を占めている。

出展元:株式会社MS-Japan

リモートワーク求人の割合を想定年収別で比較してみると、600万円以上の求人は59.3%がリモートワーク可となっており、600万円未満の求人よりも14.7%多かった。募集要件レベル別では、未経験OK求人は43.7%なのに対し経験者募集求人は52.8%と、経験者募集求人の方が9.1%多い結果であった。これらの数字から、ハイスキルな求人の方がリモートワーク可の割合が高いことが分かる。

出展元:株式会社MS-Japan

詳細結果はコチラ

今回の調査結果から、経理・財務職は今後も採用ニーズが高まり続け、更に人材の獲得競争が激化していくことが予想される。またハイスキル求人ではリモートワークが浸透し始めたことから、経験者はリモートワークOKな求人で転職活動を行う可能性が高い。企業側は、採用の幅を広げるためにも働き方を多様にしていくことが重要となりそうだ。

調査概要

調査対象:2023年1月1日~2023年12月14日に人材紹介サービス「MS Agent」で募集のあった経理・財務求人

調査主体:株式会社MS-Japan(https://www.jmsc.co.jp/

【参考記事】経理・財務求人の半数以上がリモートワークOK!【経理・財務の転職市場レポート2024】をMS-Japanが発表