人材獲得が激化している近年、企業の急激なデジタル化の加速でIT人材の採用が非常に難しくなってきている。人材獲得のため、新たな採用ブランディングやターゲットの選定に悩みを抱える企業も多いのではないだろうか。
レバレジーズ株式会社は、IT人材を採用する企業担当者1000名とIT人材3139名に調査を行い、「レバテックIT人材白書2024」を作成した。
調査結果は以下の通り。
今年度のIT人材の採用人数を尋ねたところ、41.6%の企業が昨年度と比較して「増加した」と回答した。
また、採用予算についても29.7%が「増加した」と回答したことから、IT人材の需要は昨年に引き続き高いことが分かる。
エンジニアの採用状況を尋ねたところ、未経験エンジニアを「採用している」と回答した企業が41.6%、「検討中」が29.8%だった。全体の約7割の企業がすでに未経験エンジニアに切り替え、または視野にいれて採用活動を行っていることが伺える。
未経験エンジニアを「採用している」と回答した企業に未経験採用をしている理由を尋ねると、「経験者採用が難しくなっているから」との回答が47.6%で最多となった。次いで、「成長意欲の高い人材が多い傾向にあるから」が35.2%と続く。即戦力採用が難しくなっているため、今後はコストを抑えた未経験者採用を開始し、ITへの意欲やポテンシャルのある人材を育成しようとする企業の取り組みが見える結果となった。
詳細結果はコチラからダウンロードできる。
今回の調査では、引き続きIT人材の獲得に苦戦している企業が多いことが分かった。IT人材の獲得競争は今後ますますの激化が予測され、未経験採用を行う企業も増加傾向にある。社内での育成・研修体制を強化する取り組みが今後の重要課題となりそうだ。
調査年月:2023年11月2日~2023年11月10日
調査方法:インターネット調査
調査主体:レバテック株式会社
実査委託先:GMOリサーチ株式会社
企業側調査
有効回答数:1000s
調査対象:IT人材を採用する企業担当者
IT人材側調査
有効回答数:3139s
調査対象:20歳~59歳 男女
【参考URL】「レバテックIT人材白書2024」を公開